前回の続きです。
確認して考えていただけましたか。
おさらいです。
運行管理者試験センターから公表されている内容です。
引用します。
合格基準(貨物)
次の①及び②を同時に満たす得点が必要です。
① 原則として、総得点が満点の60%(30問中18問)以上であること。
② 次表の(1)~(4)の出題分野ごとに正解が1問以上であり、(5)については正解が2問以上であること。
出 題 分 野 出 題 数
(1) 貨物自動車運送事業法 8
(2) 道路運送車両法 4
(3) 道路交通法 5
(4) 労働基準法 6
(5) その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 7
合 計 30
以上が、試験センターより公表されている試験についての内容です。
まずは前半見てみましょう。
内容は合格するための正解数です。
出題問題数は30問で18問以上正解で合格ですが、
(1)~(4)の出題分野ごとに正解が1問以上であり、(5)については正解が2問以上であること。
まずここから分かることは何でしょう。
一つ目は競争試験ではないということです。
競争試験とは、入学試験です。
募集定員が500名であれば、あなたがたとえ100点満点で90点得点できても順位が501番目ならば不合格です。
反対に40点しか取れなくても順位が500番以内であれば合格です。
このことは意味があります。
基準の点数さえ取れれば合格できます。
試験問題の難易度の差はすこしありますが、それを考慮しても全問の60%取れればいいんですから、最低の基準に達していれば必ず合格できます。
二つ目は、
(1)~(4)の出題分野ごとに正解が1問以上であり、(5)については正解が2問以上であること。
この(5)のみ、正解が2問以上である意味は何でしょうか。
(5) はその他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 です。
運行管理者になった時、机上の知識だけではなく、実際の業務に必要な知識と能力は最低限持っていなくてはダメだ。
運行管理者は実務では応用力が必要です。
迷うことも多いです。
毎日、安全な運行を実施するために、難しい判断をしなくてはなりません。
(5)の分野があることによって、この試験の難易度が大幅にアップしてる。
勉強の仕方を決める場合は、どうしたら(5)の分野の正解を2問以上にするかは大事な点になります。
実務にそった勉強法が不可欠です。
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