問5-1
問題文を見てみましょう。
問 5 次の自動車事故に関する記述のうち、一般貨物自動車運送事業者が自動車事故報告規則に基づき運輸支局長等に速報を要するものを 2 つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
設問文を見てみましょう。
1.事業用自動車が、交差点で信号待ちで停車していた乗用車の発見が遅れ、ブレー キをかける間もなく追突した。この事故で、当該事業用自動車の運転者が 30 日の医師の治療を要する傷害を負うとともに、追突された乗用車の運転者が病院に 15 日間 入院する傷害を負い、同乗者が死亡した。
条文を見てみましょう。
速報する事故。
事故の区分と事故の定義
第3号
死傷事故
死者および重傷者(※1)を生じたもののうち、下記のもの。
・2人以上の死者を生じたもの
・5人以上の重傷者を生じたもの
第4号
負傷事故
10人以上の負傷者を生じたもの
※重傷者ではなく負傷者です
第5号
危険物車両事故
転覆,転落し,火災 もしくは
鉄道車両、自動車その他の物件と衝突し、若しくは接触したことにより生じたものに限る
第8号
飲酒等
酒気帯び運転伴うもの
その他
ニュースで報道されたりしたもの
※第3号の「重傷者」というのは自動車損害賠償保障法施行令第五条第二号 又は第三号 に掲げる傷害を受けた者、すなわち下記の状態のことを言います。
脊柱の骨折で脊髄を損傷したと認められる症状を有するもの
上腕又は前腕の骨折で合併症を有するもの
大腿又は下腿の骨折
内臓の破裂で腹膜炎を併発したもの
14日以上病院に入院することを要する傷害で、医師の治療を要する期間が30日以上のもの
脊柱の骨折
上腕又は前腕の骨折
内臓の破裂
病院に入院することを要する傷害で、医師の治療を要する期間が30日以上のもの
※入院というのは検査入院も含まれます。
※医師の治療を要する期間というのは俗に言う「全治○か月」というものです。
よって速報することは要しないです。
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