問3、運行管理者の業務、寺子屋塾運行管理者。 | 寺子屋塾運行管理者、勉強嫌い暗記が苦手だけど試験に一発合格

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今日は問3です。

問3 次の記述のうち、一般貨物自動車運送事業の運行管理者の行わなければならない業務として正しいものを2つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。

運行管理者の業務について規定しているのは貨物自動車運送事業輸送安全規則の第20条です。

参考のために全文を引用します。

(運行管理者の業務)
第二十条  運行管理者は、次に掲げる業務を行わなければならない。

一  一般貨物自動車運送事業者等により運転者として選任された者以外の者に事業用自動車を運転させないこと。

二  第三条第三項の規定により、乗務員が休憩又は睡眠のために利用することができる施設を適切に管理すること。

三  第三条第四項の規定により定められた勤務時間及び乗務時間の範囲内において乗務割を作成し、これに従い運転者を事業用自動車に乗務させること。

四  第三条第五項の規定により、同項の乗務員を事業用自動車に乗務させないこと。

四の二  第三条第六項の規定により、乗務員の健康状態の把握に努め、同項の乗務員を事業用自動車に乗務させないこと。

五  第三条第七項の規定により、交替するための運転者を配置すること。

六  第四条の規定により、従業員に対する指導及び監督を行うこと。

七  第五条の規定による貨物の積載方法について、従業員に対する指導及び監督を行うこと。

七の二  第五条の二の規定により、運転者に対する指導及び監督を行うこと。

八  第七条の規定により、運転者に対して点呼を行い、報告を求め、確認を行い、及び指示を与え、並びに記録し、及びその記録を保存し、並びにアルコール検知器を常時有効に保持すること。

九  第八条の規定により、運転者に対して記録させ、及びその記録を保存すること。

十  第九条に規定する運行記録計を管理し、及びその記録を保存すること。

十一  第九条に掲げる事業用自動車で同条に規定する運行記録計により記録することのできないものを運行の用に供さないこと。

十二  第九条の二の規定により、同条各号に掲げる事項を記録し、及びその記録を保存すること。

十二の二  第九条の三の規定により、運行指示書を作成し、及びその写しに変更の内容を記載し、運転者に対し適切な指示を行い、運行指示書を事業用自動車の運転者に携行させ、及び変更の内容を記載させ、並びに運行指示書及びその写しの保存をすること。

十三  第九条の五の規定により、運転者台帳を作成し、営業所に備え置くこと。

十四  第十条(第四項を除く。)の規定により、乗務員に対する指導、監督及び特別な指導を行うとともに、同条第一項による記録及び保存を行うこと。

十四の二  第十条第二項の規定により、運転者に適性診断を受けさせること。

十五  第十一条に規定する場合にあっては、同条の規定による措置を講ずること。

十六  第十八条第三項の規定により選任された補助者に対する指導及び監督を行うこと。

十七  自動車事故報告規則第五条 の規定により定められた事故防止対策に基づき、事業用自動車の運行の安全の確保について、従業員に対する指導及び監督を行うこと。


設問文を見てみましょう。

1.従業員に対し、効果的かつ適切に指導及び監督を行うため、輸送の安全に関する基本的な方針を策定し、これに基づき指導及び監督を行うこと。

誤り

「従業員に対し、効果的かつ適切に指導及び監督を行うため、輸送の安全に関する基本的な方針を策定し、これに基づき指導及び監督を行うこと。」は事業者の業務です。

条文を見てみましょう。

安全規則10条です。

(従業員に対する指導及び監督)
第十条  
     4  貨物自動車運送事業者は、従業員に対し、効果的かつ適切に指導及び監督を行うため、輸送の安全に関する基本的な方針の策定その他の国土交通大臣が告示で定める措置を講じなければならない。

設問文を見てみましょう。

2.事業用自動車に係る事故が発生した場合には、事故の発生日時等所定の事項を記録し、その記録を当該事業用自動車の運行を管理する営業所において3年間保管すること。

正しい。

条文を見てみましょう。

(運行管理者の業務)
第二十条  運行管理者は、次に掲げる業務を行わなければならない。

十二  第九条の二の規定により、同条各号に掲げる事項を記録し、及びその記録を保存すること。

第9条の2は
(事故の記録)
第九条の二  一般貨物自動車運送事業者等は、事業用自動車に係る事故が発生した場合には、次に掲げる事項を記録し、その記録を当該事業用自動車の運行を管理する営業所において三年間保存しなければならない。
一  乗務員の氏名
二  事業用自動車の自動車登録番号その他の当該事業用自動車を識別できる表示
三  事故の発生日時
四  事故の発生場所
五  事故の当事者(乗務員を除く。)の氏名
六  事故の概要(損害の程度を含む。)
七  事故の原因
八  再発防止対策

設問文を見てみましょう。

3.乗務員が有効に利用することができるように、休憩に必要な施設を整備し、及び乗務員に睡眠を与える必要がある場合にあっては睡眠に必要な施設を整備し、並びにこれらの施設を適切に管理し、及び保守すること。

誤り

条文を見てみましょう。

(運行管理者の業務)
第二十条  運行管理者は、次に掲げる業務を行わなければならない。

二  第三条第三項の規定により、乗務員が休憩又は睡眠のために利用することができる施設を適切に管理すること。

適切に管理するのが運行管理者の業務です。整備するのは事業者の業務です。


4.自動車事故報告規則第5条(事故警報の規定により定められた事故防止対策に基づき、事業用自動車の運行の安全確保について、従業員に対する指導及び監督を行う。

正しい。

条文を見てみましょう。

(運行管理者の業務)
第二十条  運行管理者は、次に掲げる業務を行わなければならない。

十七  自動車事故報告規則第五条 の規定により定められた事故防止対策に基づき、事業用自動車の運行の安全の確保について、従業員に対する指導及び監督を行うこと。

よって、答えは2.と4.です。