みなさんこんばんわ。
もうすぐ2時です。
ただいま、昨日のセミナーの反省会をひとりでしています。
ステレオからは大好きなビートルズのレット・イット・ビーが流れています。
もうすぐ2時です。
ただいま、昨日のセミナーの反省会をひとりでしています。
ステレオからは大好きなビートルズのレット・イット・ビーが流れています。
今日は、昨日のセミナーでの質問に関することです。
質問された方に快く承諾を頂いたのでお話したいと思います。
(セミナーでは参加者の同意を得た上でなければ、セミナーでの話および写真などを公表しません。)
私にとってはアタリマエの話なので質問をしていただき改めてこのことが重要だと思いました。
ブログの読者にもあらためて話をしたほうが良いと思いました。
ブログの読者にもこれから勉強をスタートする方がたくさんいます。
このことははじめに理解してもらいたいと本当に思いました。
運行管理者の試験の特徴は一言で言えば実務の直結した資格です。
試験に合格した方のほとんどがすぐに運行管理者になります。
そしてすぐに実際に業務に入ります。
私も合格した翌月には運行管理者として業務につきました。
ですから、この試験の合格者は現場で業務をすぐに始めることが想定されています。
だから、直ぐに現場で実践できる能力を求められているということです。
毎日、点呼をしています。点呼によって運転者が良い状態で業務をスタートすることがアタリマエに求められる仕事なんです。
そして、無事故で無事に業務を終了して点呼ができてアタリマエなんです。
ここから長文になります。
質問は「試験ではとても迷ってしまう設問がたくさんありました。」
正しいといえば正しいし、間違っているといえば間違っている。
適切なのか不適切なのか。
自分の判断が正しいと確信が持てない設問文がありました。
こういう問題に事前に対処して対策を立てて設問文に自身を持って正解することはできるのでしょうか。
そうですね、特に1.貨物自動車運送事業法から5.実務と能力までのうち、1.と5.の分野については迷う設問がたくさんありましたね。
私も同感です。
だから、受験生が不安になる気持ちもよくわかります。
ここからが本題です。
私は運行管理者の業務を毎日実践しています。
整備管理者の資格での業務も合わせてしています。
私が従事している事業所では「輸送の安全」は私の業務にかかっていると言ってもいいのです。
運行管理者には権限があります。
反面、運行管理者に対する罰則もあります。
整備管理者も兼任してますので整備管理者にも権限とそれに対する罰則もあります。
こういう状況で毎日業務をしていると毎日色々なことが起きます。
どう判断していいか迷ってしますことが沢山起こります。
誰も相談する人がいないのにかかわらず、毎回的確な判断が求められます。
毎日思いもよらないことが起きた時どうするか。
この運転手の体調で運転させていいのか。
この車両の状況で業務に支障がないのか。
天候は?配送のコース上の状況は?道路の渋滞の状況は?
色々なトラブルに対する適切な判断。
社長、上司、同僚、部下、乗務員、整備管理者、トラック協会、運輸支局、地元の警察との連携。
今日も起きました。
オイル漏れ、マフラーの煙。
車両の不具合、故障なども日常茶飯事です。
事前の点検を十分しても避ける事が出来ないことがあります。
日常点検をしても全て分解デモしないと避けられないことも起きます。
重大事故は無いけれど小さな事故や「もらい事故」も。
すべて100%避けることは出来ません。
すべて100%避けることは出来ません。
これが私が仕事をしている営業所で毎日起こっていることです。
運行管理者が接している「人」は感情もあるし、病気ではなくても具合や調子が悪い時もあるんです。
車両も整備をしていても故障して不具合が出てしまうことも度々あります。
こういう話をすると運行管理者はそんなに大変な仕事なんですかという人が必ずいます。
私はいつもこう言います。
責任の大小の違いはありますが権限を持った仕事をするには責任を取ることはアタリマエです。
「権限」を持って仕事をするのですから、責任を取れない人は運行管理者になってはいけません。
とても厳しいことを言いますがこれが現実です。
運行管理者の制度は何故あるか。
我々の使命は「輸送の安全」だからです。
金沢の重大事故、海援隊という会社が引き起こしました。
貨物自動車の飲酒運転で何人もの人がなくなった大事故が起きました。
大事故が起こると必ず言われます。
運行管理者いて、業務を適切に実施していれば防げたのに!
もう一度言います。
運行管理者の資格は「人の命」がかかっている実際の業務に直結した資格です。
だから、我々運行管理者が日々の業務で迷った時、的確な判断ができるかどうかを試すのがこの試験なんです。
だから、判断に迷う設問文が出題されるのはアタリマエです。
ここだけは知っておいてほしいという思いの現れなのです。
でも、対処できない問題なんでしょうか。
はっきり言います。
対策は立てることが出来ます。
何故ならば、設問文に対する正解の根拠は必ず存在します。
このブロクで説明してますが「運行管理者」の業務が規定されている法律の体系を理解してますか。
覚えていない人はもう一度チェックしてください。
そうです。
憲法があって貨物自動車運送事業法があって、その下に法令があってという体系仕組みです。
誤解を招くかもしれませんが一言で言えば、この「運行管理者の制度」のキモは「点呼」と「運行管理者の業務」です。
そのために、運行管理者の業務について、たくさんの通達やトラック協会から運行管理者が実務をする上で参考にすべきマニュアルが出されています。
実務をする上で迷ったら参考に出来るマニュアルがあるんです。
迷ってアタリマエの問題を対処するには実務をやっているようにそのマニュアルに基いて、シュミレーションすることが大事なんです。
実務をやっていて、出題された試験問題を見るとなるほどって思えるのです。
24年度以降の過去問を分析した結果もなるほどって思うことばかりです。
この試験が難しくなったのは24年度2回目の試験からです。
実際現場で何が起こっているのかと言うと、国土交通省の通達がでました。
25年10月1日から適正化指導員の指導が強化され、運行管理者に求められる資質が大きく変わったのです。
この前触れとして24年に試験が変化したのです。
この運行管理者の業務として現場で実行してほしいこと。
現場で起こっている判断が難しい設問がこれからも出題されます。
社会で求められている期待されている運行管理者の業務が輸送の安全を実現できる制度であるということの結果として。
現場で起こっている状況の変化が反映されたから。
運行管理者の資格は簡単に取れなくなったのです。
現場で起こっている状況の変化が反映されたから。
運行管理者の資格は簡単に取れなくなったのです。
明日は参考にすべき「運行管理者の業務規程」について、お話します。