極めてずさん。海援隊。運行管理者と整備管理者の兼務。寺子屋塾運行管理者。 | 寺子屋塾運行管理者、勉強嫌い暗記が苦手だけど試験に一発合格

寺子屋塾運行管理者、勉強嫌い暗記が苦手だけど試験に一発合格

運悪く、不合格になり、合格するにはどう勉強したらいいか、不安になったあなたへ。

最終目標は一発合格することです。

合格する簡単な方法は合格した先輩のやり方を真似する。

易しいやり方でくりかえし真似ることを実践する。

一緒に一発合格を目指しましょう。

012年05月09日 19時00分
提供:マイナビスチューデント

4月28日午後10時すぎ、金沢駅を出発したバスは、その7時間40分後、関越道の防音壁に正面衝突した。7人が死亡、3人が重体、36人が重軽傷を負った。あれから一週間。私たちにわかってきたことは何だろうか。まず事故を起こした河野容疑者について、わかってきたこと。
1.河野容疑者は居眠り運転であったと自供をした。乗客から「運転手が休憩中に突っ伏して寝ていた」、「(バスが)左右に揺れていて事故が起きるのではないか、と思っていたら、そうなった」との証言もあった。
2.河野容疑者は自分のバスを所有しており、普段は中国人観光客を成田空港まで送迎大阪などの遠距離運行も行っていた。
(河野容疑者は中国出身で中国語が得意だった)3.しかしバスの「所有者」は河野容疑者だったが、実際に走らせる「使用者」は陸援隊の名義になっていた。これは道路運送法に違反する「無許可営業」の疑いがある。
4.河野容疑者は、陸援隊の「日雇い」の立場だった。
河野容疑者を雇った運送会社「陸援隊」について、わかってきたこと。
1.河野容疑者に運送事業の名義を貸し、9ヶ月前から日雇いとして運転の仕事を単発で出していた。
2.同社に国土交通省関東運輸局の特別監査が入り、道路運送法上の違反を36項目指摘された。担当者から「監査で法令違反が見つかることは珍しくない。しかしあまりに多すぎる。極めてずさん」との感想が洩れた。
3.労務管理や安全指導、乗務指示責任を持つ「運行管理者」と、車両の定期点検整備を管理する「整備管理者」を、「陸援隊」の針生社長が兼務していた。「19台の車両を保有する経営者が2つを兼任するのは異例」だとの別の担当者の談話も入ってきた。
バスツアーは大阪のツアー会社が企画をした(取り分1万円)。その運行を貸し切りバス会社が請けた(取り分1万円)。実際の運行は「陸援隊」に丸投げされた(利益不明)。「陸援隊」は日雇い運転手の河野容疑者に仕事を回した。河野容疑者はこの仕事を1万円で請け負った。陸援隊の取り分は13万円程度で、利益は不明だ。しかしこのツアーの運賃が3,500円だったことから、おおよそのことはわかる。