健康診断だけでなく、点呼や朝礼時における日々の健康観察が極めて重要です。事故を犯した運転手は、仕事に出かける前に「胸が痛くて苦しい」と話していたそうです。
体調不良の予兆があったとき、運行管理者は慎重にならなければなりません。
適切に対処していれば事故を防げていたかもしれません。
運行管理者からドライバーに対して行う点呼時の質問は、具体的でドライバーが申告しやすい内容を工夫しなくてはいけません。
睡眠時間は「睡眠はとれているか」ではいけません。
→ 「何時から何時間ぐらい眠りましたか」
→ 「夜中に目が覚めるようなことはないですか」
体調は良いですかではなく、
→ 「胸が苦しい、頭が痛いといったことはありませんか」
→ 「少しでも体調に不安があればムリをしないで連絡してください」
運行管理者の仕事は危険を事前に察知することです。
日々の業務の内容をもう一度チェクしましょう。