みなさんおはようございます。
雲海です。
実は今うちの家で問題が発生していまして…。
それが
土間コン問題
なのです。
まず最初に
皆さん土間コンの工事内容って知ってたりしますか?
土間コンは今や一般的な家で取り入れられる事の多い外構ですが、作業工程としては
鍬取り(地面を少し掘り、水平を出しやすくする)
↓
転圧(土を踏み固めて水平を出しやすくする)
↓
砕石を10cmほど敷く
↓
更に転圧
↓
打設予定場所の木枠での型取
↓
メッシュワイヤーを敷く(後々のクラックの防止、強度補強の為)
↓
生コンを入れる
↓
入れてすぐにタンピング(タンパーという道具を使います。これで空気や石を押し上げ、更にアマといわれるノロ(液体のコンクリートのこと)を表面に出します。)
↓
木コテ1回、金コテ2回のならしを行い、表面を平らにする
という作業工程を踏むのですね。
問題の発覚
雲海さんのところも土間コンを打ったのですが、1週間ほどである程度固まるので、車を駐車しても良いよ!と言われ安心していたのですが、1週間経過して地面を見てみると
茶色いコテ跡
が大量にあることに気付きました。
また、表面にぶつぶつが大量にあったり、石が表面に出ていてそれが取れてきたりと問題のある状況しか見えていませんでした。
で、何度も工務店に問い合わせをしたのですが、一向に改善しようとする様子がありません。
おかしいな、と思いネットで調べてみると衝撃の事実が。
何故そうなったのか。
うちの作業工程を僕は見ていたので、その工程を書きますと
土を入れる(何故か砕石ではなく)
↓
平らにならして転圧
↓
木枠を作る
↓
生コンを入れる
↓
木コテで一度ならしたあと、金コテ1回で終了
といった状態でした。
ネットで作業工程を確認した後、ゾッとしましたね。
つまりうちの家の土間コンは
砕石を入れられておらず
生コンに対してタンピングをされておらず
仕上げまでのならしの回数も少ない
状態だった訳です。
業者側の対応
今のところ、何も知らない状態であった施主に対し、何とか言いくるめてそのままで行こうとしております。
サンダーで表面をならそうとしたり、あるいはここまで作業工程を省いた微妙な土間コンを打った場合は一度土間コンを除いて打設し直したりもするそうですが、そんな話も一切ありません。
何故なら、土間コンをやり直す、または補修するとなるとかなりの金額がかかるからです。
施主に知っておいて欲しいこと
家つくりをするのは結構大変です。
細かい事を決めないといけなかったり、それが法律や法令にあってるのか考えないといけなかったり。(法律や法令はハウスメーカーが考えてくれますけどね。)
で、それが落ち着き、外構になるのですが、ここで大抵の施主はやっと家が完成したー!と気が抜けていることと思います。
勿論まともな業者に当たれば、あるいはハウスメーカーを通じて外構業者を選んでいれば問題はあまり発生しません。(ハウスメーカー側の知識のある人がサポートしてくれますし。)
ただ、安くつかせようと思って直接外構業者とやり取りをし、その業者が微妙である場合。
かなりの確率で問題が発生すると思っても良いと個人的には思います。(気付くかどうかは施主によりますけどね。)
なので、僕から言いたい事は
施主は外構作業についても知識を持とう
ということです。
今回の作業の結果について、僕はこれから工務店に詰めていこうと思っておりますが、そもそもそんな問題など起こらないほうが圧倒的に良い訳で。
それには施主側があれ?おかしいな?と気付ける事が大事です。
実は雲海さんは若い頃に建築現場で働いていたことがあり、土間コンやモルタルに対してタンピングするのは見たことがありました。(当時はなんでそんなことするのかよく分かりませんでしたけども。表面にトロトロした液体が出てくるなぁ、としか思ってなかったです。一度最終的なのじゃなくて、一番最初にやるタンピングはさせて貰ったことがあった気がしますね。長靴履いてやって、使い終わった長靴を洗ってました)
でもそんな作業を当時やってたとしても、知識が無ければ何故その工程が必要なのか、やらなければどうなるのか分からない訳です。
なので、施主側が知識をつけなければいけないのは、外構工事でもそうだった、ということですね。
終わりに
今回の問題について、雲海さんは徹底的に戦うつもりです。
最悪訴訟にまでなる可能性も秘めている案件ですしね。
そして、工事のやり直し、それが無理であれば土間コンの撤去とその分の費用の返還をさせるつもりでいます。
皆さんはこのようなトラブルに巻き込まれないよう、適切に知識を得て対応してくださいね。
また、この件は今後も継続して伝えていこうと思っていますので、お付き合い下さると嬉しいです。
せっかく素晴らしい家が小林住宅で建ったのに、最後の外構でこんな思いをする事になるとは、といったところですが、めげずに頑張っていきますので応援下さると嬉しいです。
それでは、また!