年末に久しぶりに連絡をとった知人から「子どももいないのに専業主婦って、何やってるの?」と言われたので「何もしてないよ」と答えたら、「ご主人も養い損だね」と返ってきた。
今までなんとなく釈然としなかった、私が専業主婦であることになぜか反発してくる人の気持が、この返事で急に理解できた気がした。要するに、客観的に見て私はお金を払って養う価値がある女のようには見えないよ、ということなんだろう。
知人が言ったのは、そういう意味じゃなかったかもしれないけど、でもそういう意味で専業主婦を非難されてることは、けっこうあったような気がする。なんであんたなんかが安楽にだらだら生活してられんの?という、理不尽さみたいなのを感じさせるものが、私にあるんだろう。
私も正直、自分が特別美人で家に隠しておきたいような容貌だとはとても思えないし、夫がなぜ専業主婦でもまあいいやと思ってるのかはよくわからない。結果としてそうなって今に至ってるだけで、お互いに惰性で生活してて、理由もないのかもしれないけど。
私の中に不安がまったくないわけでもないし、数少ない専業主婦の友人・知人なんかの、板についた主婦ぶりと自分の姿との距離感も気になるといえば気になる。
なんかもうちょっと、これは専業主婦向きだなと思わせる何かを身につけたい。