昨日の「半沢直樹」をご覧になった方は多くいると思います。
しかし、面白いですね。
あれだけ骨のある人物が存在しているとは思いませんが、ワクワクさせる部分があり正義の大切さを思い知らされています。
この物語の原作を読んだのですが?脚色がされていてドラマとしての出来は最高ですね。
訴える力の強さはハンパないです。
作者の池井戸潤さんの作品は過去にもたくさんドラマ化されていて
どの作品もリーダーとしての資質の大切が描かれています。
「ノーサイドゲーム」時には大泉洋さんは実にはまり役でした。
彼のスピーチなどはリーダーとしての語り掛けが身に染みるように問いかけているのです。
今回の「半沢直樹」の名言集は、各配役陣が多才で、歌舞伎用語や決め台詞が場面・場面で迫力を生み出しているのです。
ところで、原作者の意向や原作をどう加工して映像として面白く、興味深くするかが脚本家の腕の見せ所でもあるのです。
又、演出家やプロデューサーが配役陣を決める際、全体像を考えて適役を見つけるこの仕事は、
最も重要なキャスト選出になってくるのでしょう。
ひとつの物語を作品として放映できるまでのご苦労は大変ことであろうかと察します。
企業で考えると
「原作者 → 社長」
「プロデューサー → 担当役員」
「演出家 → 店長クラス」
「配役陣 → 店舗スタッフ」
そんな住み分けもできるように思えます。
つまり原作者の意向をどう面白く、興味深く、映像として作り上げることができるかでしょう。
その役割としてのプロデューサー・翻訳家の役割が最も重要になってくる。
ひとつの作品ができるまでにはたくさんの方々が携わり、協力を得ながら進んで行くわけですが?
企業経営も全く同じことだと言えます。
社長が考える原作を、幹部社員が実行できるよう翻訳し、シナリオを作ってゆく。
そしてお客様と相対する役者がその実現へ取り組んで行く。
観客であるお客様の歓びを見つけ、生きがいにまで底上げができていると、完成度の高い作品のなって行ける。
半沢直樹自身は実に巧みに演出されていて、堺雅人さんの良い点が、表現されているのでしょう。