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アイアンヘッドはなぜ今のような形状になったのか?
それは、100年以上も前の話ですが素材は鉄なのでトンカチで叩いて形状を作っていたのです。ネック棒はそのままにフェース面やバック部を叩いていくとトゥ上が尖っていくのです。モックアップという概念がなく量産する必要がなかったのでこれでよかったのでしょう。
では、量産するために金型が用いられた時代のモックアップはどのように作ったのか?
それは厚紙と木材が使われていました。厚紙をフェース面の形に切って貼り合わせて微妙なラインはヤスリで削ります。
取材当時、久津間ゴルフ製作所の久津間先生に伺ったのですが、アイアンのフェースプログレッションの大小でアイアンの性能は変わらないと伺いました。確かに、当時は軟鉄鍛造ヘッドを削って自分仕様にしている上級者がいましたね。
フェースプログレッションは、シャフト軸線からリーディングエッジまでの深さですが、リーディングエッジの形状がストレートだったりラウンドしたりと様々です。
ラウンドしたリーディングエッジを削ってストレートにする手法が多かったですが、アイアン本来の性能は変わらないですね。
あとは、構えた時の安心感やリーディングエッジの入れ方が微妙に変わることでイメージが出しやすいということです。
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続く