筋膜は、全身の筋肉をくまなく覆い、

筋繊維(筋肉を構成する繊維状の細胞)までも

カバーしている薄い膜のことです。

 

筋膜は、筋肉だけではなく、

内臓などのあらゆる器官を包み込み、

網の目のように張りめぐらされています。

 

体の一部に集中的に負荷がかかると、

筋膜の上にある皮膚や下にある筋肉も動きづらくなり、

コリや痛みを招く結果となります。

 

筋膜は、体全体に張りめぐらされているので、

どこか一か所にこわばりや癒着が起きると、

影響は、筋膜のネットワークを介して、

離れた部位にも波及してしまいます。

 

腰の筋膜の調子が悪いと、

首が痛くなるということもあります。

 

筋膜リリースとは、

筋膜の柔軟性や伸縮性を取り戻し、

筋繊維がねじれて寄り集まった状態を

縦、横、斜めとさまざまな方向へつながっている筋膜を

伸ばしてほぐしていくことです。

 

これは、通常のマッサージとは違うことを理解して下さい。

 

股関節が悪くなると、

肩をゆらしながら歩くようになります。

 

例えば、左の股関節が悪いと、

体を左側に傾けて歩くようになります。

 

その結果、左側の腰が痛くなります。

 

そんな時に、テニスボールを2つ用意し、

靴下に入れて、結んで下さい。

 

マットの上に仰向けに寝て、

このテニスボールを腰にあてることで、

筋膜を刺激し柔らかくすることで血流が改善され、

痛みを取ることができます。

 

自宅で簡単にできますので、是非、お試しください。