魂(プシュケー)の西洋占星術より | 触媒【栃木市】宇宙因果の仕組み

触媒【栃木市】宇宙因果の仕組み

読んだ本の宣伝と転載

直感と妄想による推論が1%ほど含まれております。
個人的な解釈による思い込みなどを、
後にふり返って検証に使ったりしてます。

感想と推論はおおむね、
仮説立てと想像に基づいた個人的見解であります。
あまりペタしません。

皆様こんばんは。
今回記事は『テーマ ひとり言&雑記』であることをお忘れなく。


『魂(プシュケー)の西洋占星術』


鏡リュウジ 著 1991年6月5日 第一刷 学習研究社発行(GAKKEN)

━━ 転載 開始 ━━

■ユング心理学の心の構造とホロスコープとは
親密な関係があります

 神話ではパルシファルという英雄が聖杯を探し求めました。
しかし、今度は、あなた自身で本当の自分である聖杯を
捜さなければなりません。その方法とはどんなものでしょうか?

 ひとつの答えに、深層心理学という方法があります。
夢や想像を使って自分自身の深い無意識に降りていく方法です。

 スイスの心理学者にユングという人がいました。
ユングは、人間の魂の奥底に、表面的な自分(自我・エゴ)
よりももっと大きく、もっと豊かな可能性を秘めた「セルフ」が
あるといいました。人の一生は、この大きなセルフを具体的に
実現していくプロセスだとも考えました。

恋も、成功も、挫折も、そのプロセスの流れの中で出てきます。
セルフをもっと自然に実現させていけるときには、
すべてが順調に流れます。しかし、あなた自身の
セルフを見失ってしまうと、
魂の動きと成長は止まってしまうのです。

人の一生は、まさに永遠のセルフ=聖杯探求のようなものです。
深層心理学の分析医は、問題を抱えた相談者と、
主に夢や神話を材料に語り合い、相談者が自分を深く知って、
本当の自己を実現できるよう、いい換えれば、
よりその人らしく自然に生きられるように手助けします。
それは確かに素晴らしいことです。

 しかし、こうしたことは、優れたセラピストも
ひとりの人間である以上、限界があります。
生身の人間が他者を、霊的な部分へ、あるいは
心の探求へと導くには、限界があるのではないでしょうか。
心の探求は、結局のところ、
自身で行わなければならないのです。

そんなことを考えているうちに、
西洋占星術のホロスコープが心理学が語る
無意識の世界をまったくそのまま表していることに気がついたのです。

 西洋占星術では、人間の魂は、大宇宙のミニチュアだと考えます。
 専門的には、「照応の法則」と呼んでいるのですが、
大宇宙と小宇宙はお互いに相似形であり、そして
同じ法則で連動し合っています。あるいは宇宙に比べれば
無に等しいような小さな人間の魂の内に、実は、
広大にして無限な宇宙の広がりがあるといってもよいでしょう。
ですが、ほとんどの人は、そのことには気づいていません。

ある人の生まれた瞬間の太陽系の星の配置を図表に表した
「ホロスコープ」は、まさに、その人の内なる無限の可能性を
指し示すものです。先のユングという心理学者も、
西洋占星術と同じ考え方に到達していました。

ユングは人間の魂(プシュケー)を3層の構造に分けて
説明しています。上の図を見てください。
一番上層にあるのが「自我(エゴ)」です。
自我は、ふだん私たちが私たちだと理解している自分の意識です。
自我のすぐ下にあるのが、個人的無意識。

これは、私たちがふだん忘れているようなこととか、
幼いころの経験とか、個人的な経験で、
ふだんは意識に上がらないことが蓄積されている層です。

そして、その下にあるのがユング心理学のもっとも大きな
特徴ともいえる『普遍的(集合的)無意識』の層なのです。
普遍的な無意識とは、人類全体が遺伝的に、
あるいはアプリオリ(先天的)に備えているイメージの源泉です。

もう少しわかりやすく説明しましょう。

たとえば、ドラゴン退治の神話を考えてみましょう。
英雄がドラゴンを退治するというモチーフの
神話は世界各地に見られます。これはどうしてなのでしょうか?

 お互いの文化の間に交流があって、ひとつの神話が
伝播したと考える説が考えられます。
しかし、この説にはかなり無理があります。
時代と地域を超えて、同じような神話のモチーフが
繰り返し現れることが多々あります。
さらに個人の夢にも現れます。

 そこでユングは考えました。実は、
人間の魂の深い層には、こうしたイメージを生み出す働きがあるのだ、
そしてそうした深い部分のイメージが人間を揺り動かしているのだと。
ユングは、こうしたイメージを『元型』、アーキタイプと呼びました。
ホロスコープは、ユングのこの考え方を見事に表しています。

人間の魂は宇宙そのもののように広大なものであり、
その中には、惑星や星座という、普遍的なイメージで
表されるエネルギーが渦巻いていて、それが人間の運命を
大きく揺り動かしているからです。

 事実、ユングは、人間の深い層の心のエネルギーの動きを
「星座(コンステレーション)」と呼んでいたくらいです。

実際、ユングにとって人間の心は、
さながら夜空のようなものであって、さまざまな
心理的要因が星々のように散らばり、
星座を形成しているように見えたのでしょう。
先にも述べたように、西洋占星術で用いるホロスコープとは、
ある人が生まれた瞬間の太陽系の星の配置を
一枚の円形の図に表したものです。

上の図を見てわかるように、図の中心はあなたであり、
その周りをぐるりと星座やハウス、惑星といった占星術の
判断要素が取り囲んでいます。

 西洋占星術の要素である惑星や星座は、それぞれ、
ギリシア神話では神々のイメージで語られます。
たとえば、金星は愛の女神ビーナス、
木星はジュピターというように。

神話は、魂の中の出来事を映すものであり、
それがまさに「アーキタイプ(元型)」なのです。
 
 ホロスコープは、アーキタイパルな象徴を
組み合わせて、あなたの魂の状態を表したものだといえるでしょう。

 なお、ホロスコープを構成する3つの要素、つまり、
12星座、12ハウス、11の惑星の意味は、
巻末276ページの資料編Ⅰに簡潔に説明しておきましたので、
参考にしてください。

 ホロスコープは、あなたの魂の中のアーキタイプの配置、
いい換えれば、あなたの心の中にどんなエネルギーが
渦巻いているのかを語るものです。それは、
ある意味では、夢と同じといえるかもしれません。

 ただ、夢は、そのときどきの魂の状態を
語るものであるといえますが、ホロスコープは、
そのときどきの魂の状態ではなく、
その人が生まれたときから持っている魂の
構造を示すものといえます。

━━ 転載 修了 ━━


上記に転載した本でありますが、この本の資料だけでは、
1945年(昭和20年)~1980年(昭和55年)生まれで、
なおかつ出生時刻と出生地域の東経と北緯が
ハッキリと確認できない人しか正確にホロスコープが
作成できません。資料上そうなっている本であります。

どうもこの転載した本は、オリジナルっぽいキローン(ケイロン)と
惑星配置のホロスコープやアスペクトが売りのようであります。
もちろん今はネット時代、1945年以前でも、1980年以降生まれでも、
以下のサイトで算出可能です。
1945年から1980年産まれ範囲外で、
転載した本の資料では算出できなくても、

以下のサイトでキローンの位置は算出できませんが、
その他惑星の影響による解釈は可能です。
範囲内に入る人は今回記事で転載した本が役に立ちます。
ネット上の見解も含めて、色々と解釈できそうです。

ここら辺のサイトでばっちり、キローン(ケイロン)を含まない
ホロスコープならば、生年月日と出生時刻と出生地域が
ハッキリわかれば算出できます。


ここらでも、色々あるから興味ある人はググろう


よく信じられないような強運の持ち主や、
その経歴からでは信じられないような業績を残した人たちを、
どんな星のもとに産まれたのだろう?
なんて表現をしますけれども、
意外となにかあるのかもしれません。





以上であります。ありがとうございました。