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続・教育のとびら

教育・成長・人の発達・組織論などのブログです
(旧 gooブログ『教育のとびら』を継承)

主宰 福島 毅(どんぐり)

こんにちは。どんぐりです。

昨夜はフォレスト大楽子育て共育ゼミが開催されました。
ゲスト講師は、笑ってみ亭じゅげむさんでした。
YouTubeチャンネル 楽亭じゅげむ 

一般社団法人 笑ってMe

 

じゅげむさんは、純粋な落語家ではなく、「笑いの教育家」として、子どもたちや参加者に舞台に立ってもらい、お笑いを創って発表する場をつくることをお仕事とされています。


さて、そんなじゅげむさんの講演の中で印象的だったのが、「ええやん」という言葉。
最初のワークも、グループに分かれて順番にひとことずつ、朝起きた後にしたことを短く発表し、まわりの人が「ええやん」といってあげる。私たちは小さいころ、はみがきができただけで、「よくできたわねー」と親に言われたのが、いつのまにやらいろんなことができるようになってもいちいち「ええやん」とは評価されない。だから、ちっさな「ええやん」をあえてもっとお互いに言ってみたらいいというメッセージがそこにはありました。

自分的には、「ええやん」には以下のような3つの意味が含まれているんじゃないかという仮説
①SNSの「おー いいね」に相当する「ええやん」

②ちょっと失敗しちゃいましたに対して「どんまい、どんまい、次がある」に相当する「ええやん」

③物事、さほど深刻に受け止めず「よい加減」くらいで気楽にいこうよという意味の「ええやん」


特に、「失敗は許さない」、「正しくないものはすぐに排除したい」という最近の世の中の傾向が感じられる昨今において、「ええやん」は許容度の高い人の在り方、組織の在り方に通じるものがあるんじゃないか、そうするともっと風通しのいい社会になるんじゃないかという希望が持てました。

また、じゅげむさんが推奨する”落語思考”
ユーモアある返しによって、ぎすぎすした人間関係に陥らず、くすっとお互いが笑ってしまう在り方なども、今後習得しておきたい人間関係スキルのように思えました。

そして、講座の最後、自分からのコメントでも発言したのですが、
EEYAN(ええやん)を国際語に定着できると、世界平和にもつながっていくかも。

MOTTAINAI OMOTENASHI ARIGATO TYOUDOII(ちょうどいい)などに並んで
EEYAN(ええやん)もぜひ 広げていきましょう!