全体性から生きるワークショップ 第2弾 エンパシー | 続・教育のとびら

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主宰 福島 毅(どんぐり)

全体性から生きるコミュニティのワークショップ 第2弾が2/19に新宿で行われました。

Mikako Yusaさんが今回もファシリテーター。
今回はNVC(非暴力コミュニケーション)の共感(エンパシー)の部分。
全体でチェックイン(祝福と欲しいのにないものを語る)したあと、エンパシーについてのロールプレイ。


ある人(A)が、ちょっと困っているリアルなストーリーを話す。
その他の参加者は、あらかじめ以下の1~9にあるような、紙に書いた指示のメモが配られます。
そして、ストーリーを聞き終わったら、配布されている指示に従って、Aさんに次のようなパターンでコメントを返します。
そのパターンは、例えば以下の9つのもの

1.情報を収集しようとする 「それって・・・etc」
2.自分のストーリーを語ってしまう「私の場合ね・・・etc」
3.感じていることに否定「泣いちゃダメ・・・etc」
4.分析やアドバイス「だったらこうしたら・・・etc」
5.同情「その気持ち、わかるよ~ etc」
6.相手を出し抜く「何、小さいこといってるの? ・・・・etc」
7.評価や批判をする「そんなんじゃ・・・etc」
8.妨害する、避ける、ちゃかす 「なんてことないよ・・・etc」
9.あおる 「それは一大事! etc」

現代人は共感しているようで、実は上記のような反応を即座にしてしまっているという。
しかし、これは真の共感(エンパシー)ではなく、こうした反応をされても、本人はもっと深い自分とはつながれないし、他人とのつながり感もないという。
こうしたパターンを反していては相手は真に自分の奥深いところにアクセスして自分の本源とはつながれないと・・・。


では、エンパシーとはいかなるものか?
それは、相手のニーズや感情、それは自分なりに感じたものでいいけど、それをただ、相手に伝える。
「今、Aさんの話をきいていて、私はAさんの心の奥にある孤独やさみしさを感じたよ。etc」などというように。
相手の語ったことからきこえる感情やニーズをただフィードバックする。

そして、また相手もそれを聴いて、自分が感じた感情やニーズを語る・・・
確かにこれをペアで繰り返すと、本当につながり感がでてきますし、自分の本源を探っていけるということを実感することができました。

大事なことは、よりおおきな本源につながるということだとすると、この共感(エンパシー)の方法は、新しい地球人のコミュニケーションだと思いました。