執着しないとどうなるか | 北インド☆ゆるヨガライフ

北インド☆ゆるヨガライフ

ヒマラヤで出会った夫と、北インドローカル暮らし8年目。
お見合いが主流のインドで年の差婚、3度の流産、文化や習慣の違いに奮闘中。
スラム支援のNGOで働いたり、子宮腺筋症と共存しながらゆるーくヨガを続けたり。
40代インド生活の気づきと学びです。

仏教クラスで執着(attachment)について習ったのだけど、

 

物事に頑な執着することは悩みを生み、自分で自分の首をしめることにもなるというもの。

 

物や生活スタイルへの執着は大分手放して来たから(死闘だったw)インドの下町で暮らせるけど、慣れ親しんだ「食」への執着がたまーに苦しい。

 

年に一度の一時帰国でお醤油やお味噌、乾物やレトルト食品を調達するのにも何日間もかけてたし、

 

苦労してインドまで運んだ食材は賞味期限を気にしながら1年かけて消費。

 

調味料が切れると輸入食材のあるスーパーですごい値段(お醤油1本千円近く)で買い足さなければならない。

 

「なくなるかも。。」っていう、

 

「不足感」の中で暮らすのが辛くなってきた。。笑

 

コロナで物流も滞ったから、余計に見直す時期に感じて。

 

 

買い物ついでにローカル食堂に行くのが楽しみ。

 

 

新婚当初は夫に日本の味を知ってほしかった。最初は本当におっかなびっくり「何これ?食べ物?」と海藻や魚をつついていた夫、

 

最近は慣れたのか何も言わずパクパク。味の薄い物以外は何でも食べる(が、出汁をきかせた煮物がNG。高くて凝ったものを作っても無駄になる)。

 

私自身はパスタが好きで、これまた輸入品でお高いのだけど毎週遠くのスーパーに買い出しに行ってる。このご時世で外出は週1に控えているから、他の事をする余裕がないのが悩み。

 

 

手に入りにくい高価な物を「常食しなければならない」と思い込んでいることで、

 

時間とお金と心の

「不足感・欠乏感」だらけ。

 

これっていらなくない?と

今朝は思ってしまった。

ほぼ、インドカレーで良い。

 

3食手抜きナシの料理と手作業多いの家事で、ただでさえ時間と体力を奪われる。

 

わざわざお昼にソースからパスタ作らなきゃダメなの?、まだ日本食作って反応見なきゃいけないの?私。。と。きっとそんな時代は過ぎたのよ。

 

誰もさほど喜ばない自己満足の執着。

 

 

それで今日、お昼はあるもので済ませた。過去に妊娠中などは、何も考えずあるもの食べてゴロゴロ出来たのだ。それが今は長時間の手料理が「健康」と思いこむあまり、体脂肪だけが喜ぶ結果に。。

 

インドの主婦にだって

他にやりたい事くらいある。

(ディスってません。笑)

 

お昼をお皿に盛るのと同時に、晩のカレーの野菜を下ごしらえ。食べてる間にカレーを煮ておいて、その後は昼晩の片付けが一度に済んだ。時短!画期的。

 

 

本当は、もっと公園や町を目的なくプラプラしてリフレッシュしたい。

 

 

お昼何作ろうかな〜って悩むのと作業時間が大幅に浮いたため、午前中はヨガと瞑想45分、午後はパソコン作業1時間、今は夕飯前のブログ1時間。

 

そして入浴、洗濯、掃除が同じ日に出来るのは、ここでは奇跡級(バケツに水を貯めるだけのお風呂、手洗い洗濯、土埃が果てしないという劣悪な住宅事情のため)。自分を褒めてあげたい。

 

普段は

そんなに出来ない、時間ない、身体痛い、疲れた、晩御飯の用意間に合わない、夫に申し訳ない。。

という悪のダメダメループにハマりがちなのに。

 

何てスッキリ!

 

食への執着に限らず、長年見直してない「習慣」や「こだわり」、瞑想を続けながら整理してみようと思ったのでした。

 

異国に嫁いで暮らすのも常に手探り。5年目もやってみないと分からない事ばかりだけど、健康に暮らしていられれば、どちらの文化とか、やり方にこだわる必要もなく。

 

好きなようにおしっ。

 

と、自分で自分に許可を出したかったのだね。(最初はホント、周りのインド人の言う事をマジメに聞いて疲れたよ)笑

 

いまだに私「インドは慣れない」「インド式はムリ」という抵抗感でいっぱい、心に余裕がないから、

 

夫もいっぱいいっぱいに見える時もある。まだ不安もあると思う。夜はゲームしてばかりだし。。

 

お互いに地に足をつけて、

心に余裕と思いやりを持って

軽やかにいたいものです。

 

 

コロナ自粛期間に瞑想を学べたおかげで、自分なりに整理して行けそうかな。これからもずっと、楽しく人体実験して行きます。笑

 

 

インドは今月いっぱい、まだ学校も開かないらしいけど。

 

それぞれのダバ(大衆食堂)の味に、お店が大切にしていることが感じられて嬉しくなる。
 
 
4年前の9月に旅で出会った頃の写真が出てきた。バリバリ警戒中。笑