ディバリ前、我が家は恒例の衣替えと大掃除。
秋春の衣替えは、家にある全ての衣類を洗濯し、天日干し。そうしないと夏の湿気と冬の結露のせいで、カビが発生するから。カビ知らずの道民には試練でしかない。
大掃除は年に何度もしてるのに、毎回ホコリ、蜘蛛の巣、泥、昆虫、その他諸々(うちのバルコニーに侵入する大家のいたずらっ子と同じ階のおばさん)との死闘を勝ち抜くことになる(大袈裟か)。
光が闇に打ち勝つことを象徴するお祭り、ディバリ祭。
毎年この死闘からの生還を祝う感じで、正直疲れる。笑
1週間程かけて衣替えと掃除をし、最後にキャンドルやライト、砂絵で家の飾り付け。もうディバリ前日。完了まであと一息だー。
昨日はインスタで知り合った、ご主人の実家に帰省中という日印カップルのKさんSさんと、夕方にはデリーに行く予定のKちゃんと滑り込みランチ💓
初対面とは思えない明るいご夫婦との会話はノンストップで盛り上がりましたー。皆さんディバリの多忙な時期、楽しいひとときをありがとうございまーす♡
食事の後はディバリグッズの露店で大賑わいのマーケットへ。Kちゃんオススメのテイラーさんへ、私の初オーダーのツーピースを取りに行ったら、
「Yours? No... Maybe Monday.」
って、仕上がってなかったよ!笑。そうだよね。3日で仕上げるインド人は見たことがない。オーダー山積みでてんやわんやしてるし。
あと少しでオーダーが仕上がりそうなKちゃんとここでお別れし、日印カップルKさんSさんのご実家へ。中庭でチャーイとお菓子をご馳走に。
外出先から戻られたお義母さまにも会えて、色々嬉しくてボーッとしてしまった。チャンディガールの歴史、家族の思い出の詰まったお宅は、色とりどりのハイビスカスもとーっても素敵。
KさんSさんの朗らかな人柄に癒され、将来へのモチベーションが再燃した吉日。私もこのインドで、自分たちの理想の暮らしを実現する日を思い描き続けよう、と。。
光が闇に打ち勝つ、
というのは、インドの神話にはよく登場するシンボリズム。どんなに深い夜の闇も、強烈な朝日の光線にはひとたまりもなく破られる。
ドゥシャラ祭では悪の象徴であるラーヴナ王を、正義の炎で焼き尽くす。
夜が長さを増す時期の満月には、来たる冬の闇を見据えてカルバチョートの祈りを捧げる。
敬虔なヒンドゥー教徒は、毎日朝日に向かってスーリヤ・ナマスカールの一礼を欠かさない。
だって闇って、結構深い。インドに来てから、虫やホコリや汚物だけじゃなく、貧困、スラム、カーストや差別も見聞きするし、インフラ、医療、教育の発展途上な
闇も見る。
だから、光に祈ることをやめない。
今日無事でいられることに感謝。
いつも明るく、いつも笑顔なインドの人々。うちの夫もその一人だ。どんな闇を見て来ても、知っていても、気に止めることも気に病むこともない。3年も住んでて、まだ一人で出かけるのが怖いと、泣き言ばかりの私とは大違い。
怖い怖いと、たった1度や2度の嫌な経験にずーっとこだわって、自分で勝手に闇を作り出してるのは私自身。最近はKちゃんとショッピングや映画、ランチに出かけ、おかげでかなり大丈夫な気がして来た!笑
出来ない、まだ時期じゃない、怖い、面倒くさい。
だってインドだし。(←これだ笑)
色んな言い訳に隠れてた闇たち。それらを打ち破る明るい光、夢、理想、好きなもの、楽しいこと、もっと見つめてもいいのかもしれないと感じる日々です。