大変でも幸せという矛盾 | 北インド☆ゆるヨガライフ

北インド☆ゆるヨガライフ

ヒマラヤで出会った夫と、北インドローカル暮らし8年目。
お見合いが主流のインドで年の差婚、3度の流産、文化や習慣の違いに奮闘中。
スラム支援のNGOで働いたり、子宮腺筋症と共存しながらゆるーくヨガを続けたり。
40代インド生活の気づきと学びです。

日々コロコロと体調が変わり、脈絡がないようで盛り沢山の不思議な日々。
 
(今日のブログのタイトルも決まらず、何回かアップして失礼しました。)
 
すでにとーっても良い気候になったチャンディガール。暑いのは来年の5月までバイバイ!です。
 
 
お買い物中に見かけた、製作中のかわいいラタンの椅子。
 
 
前回のブログの頃は、インド人夫との衝突の時期(主に私がキレる役回り)だった。私の誕生日があってウヤムヤに収束した感じ笑。
 
何かを頼むと返事だけは良いのに、必ず後回しにする夫。そのくせ、必要ない方を先回りしてやっちゃう(蛇口直さないでチョコで誤魔化すとか笑)。

本当に理解できない。なので放っておくとして。


私の中で下の①②が矛盾していた。
 
①夫は、いつも変わることなく私の味方でいる(って言ってる)。
②私は異国の生活で、自分の心身の調子や興味がクルクル変化する。
 
 
自分が不安定に変化する度に、日本の病院に行かなきゃならなくなるかもとか、あるいは、ここの生活より自由で楽しい日本に気持ちが向いて、
 
(私、夫を置いてどこかへ行っちゃうのかなー?)

と、ちょっと怖かった。遠い日本から来た心の中は、穏やかじゃない時もある。
 
 
北インドの村で生まれ育った夫が知らない自由を、私は知ってる。
夫が持たない権限を色々と持ってる(日本人であることで)。
夫が思いも付かない人生を思い描く悪知恵も、ある。
インドと日本ではまだかなりの経済格差がある。
 
=(ワタシズルイ女??)
 
↑と、勝手に妄想し罪悪感まみれ。笑
 
 
私たちの場合は、夫婦になったらすぐに何でも共有してOKという感じではなかった。様々な違いがあるが故に、ゆっくり、段階を踏んで理解を深めつつ、微調整してきた感じ。でも難しいなーと思ってばかり。
 
 
ゆくゆくは、もっと1つに安定したいのに。
 
緑豊かで静かな公園が点在する計画都市チャンディガール。
 
 
 
誕生日をお祝いしたい!って言ってくれた(泣)Kちゃんとお出かけし、一緒に大好きなブロックプリントのお店を周り、凄腕テイラーさんを紹介してもらい、お洒落過ぎるカフェでいっぱい話を聞いてもらっちゃった。
 
私が「自分がどこかに行きそうで。。」っていう悩みを打ち明けると、Kちゃんは
 
「え?でも、寂しくないですか?」と。
 
(さ。。さみしい。。?)
 
「独身長かったから平気かも〜?」と言うと、
 
「でもA君(夫)は死んじゃうかもです!」って。笑
 
感情が素直なKちゃんだから、素直なインド人の夫の事も分かるのかもしれない(私は感情が干ばつ中)。確かに、ボリウッド映画仕込みの悲劇を演出しそうな夫。。
 
 
それでは困る。なのでそれからは、安易にリ○ン)というコトバを使わず飲み込むことにした。
 
 
私は「誰かのため」に何かしようとすると、しっくり来ずに固まってしまう人。人並みじゃない変人と気付いてからは、自分のためにまい進する事が他者のためと信じてやって来た。
 
なのでリ○ンも夫も置いといて、今を楽しむことにしてみる。
 
 
インドローカル暮らしには、罪悪感なくお洒落カフェに行くのも修業の賜物ぞ。笑
 
 
そうしたら料理の品数はどんどん増え、放っぽってた繕い物は片付き、手付かずの掃除も終わり、その勢いで銀行口座を開きに行って(結局OCIカードがないから口座は開けなかったんだけど)、普段は気が向かないお義姉さん宅にも行けて。笑
 
やっぱり、自分で自分をハッピーにするのが一番。それが出来てないから、隣の人(夫とか)に批判の目を向けてしまうだけ。
 
インドだからとか、不便だからとか、貧乏だからとか関係ないね。
 
 
自分自身が出来ることを出来るだけやるだけで、ココロは充実する。
 
 
夫の甥っ子たちに会うのも楽しみの一つ。
 
 
出来ないことを嘆くのもやめよう。その代わりに出来たことを認めたり褒めたりしていればいいのに。
 
 
周りの大切な人たちからも、もっともっと学ぼうと思った。
 
インドに来てから出会う日本人が素敵な人ばかりなのは、きっと私に素敵で幸せな生き方をもっと見せてくれるため。
 
て、どんどん良いように捉えよう!
 
 
3日前位はまた全身が痛くて困ってたけど、思い当たって「白砂糖」をやめみたらアタリー!神経に触る痛みは消えた感じ。
 
日本では白砂糖は使わなかった私。甘い物を食べると頭痛がするくらい苦手な方。インドでは夫が白砂糖じゃないとチャーイは美味しくない!と主張し、同時に甘いクッキーも食べたがり、おまけに義母も何故か白砂糖3キロくらい田舎から持って来たりと、現代インドは白砂糖大国!(2キロ施設に寄付したヨ)
 
一方で行く所に行けば、生のサトウキビ糖(Jaggery、英語でジャガリー、現地語でシャッカル)やハチミツなどの身体に良い糖類や、果物やドライフルーツも山と売ってる国。身体が痛いんだし、夫にも白砂糖を諦めてもらおう。
 
 
全身がセンサーの様に働いて、血液の汚れを痛みでお知らせしてくれるようになったのは、必然なんだろう。
 
日本ではマクロビ(玄米菜食)を実践してた様に、インドではアーユルヴェーダが必要な気がする。この地の風土に合ったやり方で。
 

Kちゃんといると同じ街が輝いて見える不思議♡
 
 
 
今朝、ちょっと面白いことがあった。
 
土日も休みがない夫に、私が何気なく「どこか行きたいよーー」と言ってみた。
 
夫は「どこ行きたい?」と。
 
本当に休みが取れる訳でもないので、本当ーに何気なく私「日本。」と。
 
夫はいつもの様に「分かった。一緒に行こう」とイエスマンな返事。
 
「どの位行きたい?2週間?」と聞くので、
 
私も適当に「Forever。」
(この先ずーっと)と。笑
 
すると夫は、
 
「。。。Foreverは難しい」と。でも、
 
「今の仕事でもっと成果をあげて、弟のSunnyがお嫁さんを見つけて結婚して、村の実家と母さんが落ち着いたら、行けるかもしれない」と。
 
 
。。。行けるんじゃん!
 
 
長男なので、てっきり海外移住は本人も希望しないだろうと思っていたら、この数年で柔軟になってきたかもしれない夫なのでした。
 
(上の方に書いてた①と②が、急に矛盾しないで良くなった!)
 
 
何年先になるか見当も付かないけれど。
 
インドでこんな風に暮らしてた事が、いつか懐かしくなる日が来るのかなぁーなんて妄想したら、今日は床にこびりついた土埃の掃除も断然はかどった。
 
 
明るい方へ、楽しい方へ、もっと可能性のある方へと、時にはお互いの心をこじ開けてでも進むしかないのかもしれない。ウソをやめて、ごまかしをやめて、曖昧をやめて、適当もやめて、しんどいけれど。
 
独りだったら、しなくて済むのに。
 

問題だらけでも幸せで、まぁまぁ楽しいなんて不思議なものだ。
 
 
スーラと、シャー・ルークと、自家製タンドゥーリーチキン。まぁまぁ幸せ♪