多分ほどんどの事は分かち合える(仮) | 北インド☆ゆるヨガライフ

北インド☆ゆるヨガライフ

ヒマラヤで出会った夫と、北インドローカル暮らし8年目。
お見合いが主流のインドで年の差婚、3度の流産、文化や習慣の違いに奮闘中。
スラム支援のNGOで働いたり、子宮腺筋症と共存しながらゆるーくヨガを続けたり。
40代インド生活の気づきと学びです。

お久しぶりなのに、ちょっと前の事を書いちう。

 

5月の一時帰国の直前、私は4月から始まるマンゴーシーズンを楽しみにしていた。夏には日本で仕事なため、毎年1ヶ月しかインドのマンゴーを食せないので。

 

マンゴーが出回ると私のテンションが上がるのを知ってる夫。ある晩、初物をいち早くゲットしてドヤ顔で帰って来た。

 

初物は少しだけ頂いた。私に買って来たはずなのに、私以上に嬉しくなっちゃった夫が殆ど平らげてくれたから。

 

でも、異変を感じたのは実家の村に農作業の手伝いに行った時。従兄弟のお嫁さんと晩御飯を作り、これまた夫がウキウキ買って来たマンゴーをガブリと食べた時のこと。

 

い、息が、、苦しい。。。?!

 

一瞬、無理して手伝いをしたツケが回って来たのかとか、急性のストレス症状(過呼吸とか)に見舞われてるのかもと疑った。でも落ち着いてよーく観察してみると、喉の奥の一点が極端に痛痒い。手の中のマンゴー塊に目を向けた。

 

ただのマンゴー・アレルギーだ!

 

 

その時は不思議とホッとしたのを覚えている。義実家滞在のストレスによるブレイクダウンじゃなくて良かった!

 

(夫の実家はかなりの田舎なので、正直いつも適応障害を発症しないか不安になっていることにようやく自分で気がついたりもして。)

 

 

マンゴーには、悪いけど。

 

夫にもちょっと悪いんだけど。

 

私にはマンゴーは要らないらしい。

 

 

 

マンゴーだけじゃない。

 

極端な環境に適応しなくちゃって頑張ることも、

何年やっても納得行く生活が出来ないこのやり方も、

夢や価値観を共有できない夫との関係を取り繕うことも、

 

 

もう、やーーーーーめた。

 

 

やめちまえ。出来ないことは全部。笑

 

 


村にゾウが来たよーと、夫が送ってくれた写真。

 

 

そしてこの夏は他にも、不快感が身に迫るテーマがやって来た。

 

それは「頑固さ」。

 

 

自分が頑なになっていて、心を開くことが出来ない状況はもちろん辛いし、相手の頑固さで打ち解けられない状況が発生するのもなかなかに苦しい。

 

友達でも、同僚でも、兄弟でも、親子でも。

 

きっと分かり合えるよ♪と、楽観的で脳タリンの私は思っていたくても、相手にとってはそれでは許せない、「そんな単純な話じゃない」ってことだったりを、いろいろと垣間見たのだ。

 

 

本当は理解して欲しいけど、

今はそれを諦めたまま。

 

 

そんな態度の相手に出会う度に、何故かそこはかとなく傷ついていた私。だって、そうじゃない人たちもいるのに、どうしてこの人、あの人とだけは壁があるんだろうって、単純にモヤった。

 

 

でも。

 

「理解して欲しいんだけど、

それを諦めた状態のまま。」

 

 

↑これって、今、私自身を映す鏡だよね。

 

 

 

私も、諦めかけていたんだわ。

 

 

ウダウダ言いながら→(だって1人でやって来てしまって、もう引き返すことなんか出来なくて、誰にも分からない所まで来ちゃって、でも決めた事はやらなくちゃいけなくて、ちゃんと自分で決めなくちゃダメで、責任も取らなきゃいけないし、形にしなくちゃだし、逃げたくないし、負けたくないし、こんなに頑なになりたい訳じゃないんだけど、だって、

 

誰も分かってくれないし)って、

 

諦めちゃってるじゃんね。

 

 

 

今、目の前の頑ななアラフォー&アラフィフ女子たちが、諦めかけてる姿が見え隠れする度に、それを見ちゃうと私も、もうダメ〜って心が折れそうになって一大事に感じたワケか。

 

 

一瞬焦って、彼女たちに何かを言わなきゃいけないように感じたり。私自身の心のモヤモヤが止まらなかったから。でも多分そうじゃない。私の役割はそこじゃない。

 

 

自分にもっと素直になること。

私自身と対話することが私の役目だろう。

 

 

 

「誰も分かってくれない」って、

 

頑なに思い込んで、信じ込んで、そんな現実で周りを固めてきたかもしれない。そんな出来事ばかりを起こしたかもしれず、そんな人ばかり引き寄せたかもしれないと思う。

 

 

で、それでやっぱり、諦められるの?

思い込めば思い込む程、辛くて寂しくて苦しいのに

そんな負の感情をワナワナ我慢できるの?

「誰も分かってくれない(仮)」のまま私、

ニヒルにクールにやって行けるとか?

 

 

無理だーーーい。笑笑笑

 

 

 

どうしてこうなっちゃったのかはさて置き、

 

勝手に決めて勝手に偉ぶるな。

勝手にそんなに抱えるな。

 

そういうことでしょう。強がり過ぎたよね。自信なさすぎだよ。自分で自分を見くびり過ぎだし、この世界を信じなさすぎた。

 

 

 

不思議とそんな事を教えてくれるようなお仕事には恵まれて、この夏もたくさんの出会いがあり、上司も同僚もいい角度にいてくれて、問題もちゃんと起こって、ちゃんとワタワタ頑張って、ちゃんと問題解決出来た。



だからもうちょっと安心してもいいし、そろそろ万事が大丈夫だってことをもっと信じてもいいんじゃないかと思い始めている。

 

 

この世界をもっと、私だけの勝手な思い込みの閉じた世界からどんどん他に明け渡して、皆とどんどん分かち合って、それでもやっぱり許して許されて、


理屈は要らなくても分かり合えるって安心しながら、どーんと優しい気持ちでいたいと思う。

 

 


なーんて書いても、分かりっこないか。笑



The Experiment in International Living プログラムで来日した仲間たち。お疲れさまー!