国民的スターのサルマン・カーンが司会を務める「BIG BOSS」が昨夜11シーズン目のフィナーレを迎えた。
世界では様々なスタイルのリアリティ・ショウが人気だけど、インドのそれも中々強烈。この番組の私の感想は当初、「。。。やかましい。。」の一言。
司会のサルマンと「優等生」ヒナ、「女王様タイプ」のアシー。表情本気で怖いw
夫が好きで毎晩見てるんだけど、まぁウルサイこと。。。ほとんど毎日ケンケンがくがく、怒ったり笑ったり騒々しい。
インド全土から応募した若手俳優や歌手、ダンサーなどが、舞台となるスタジオで共に暮らしながら、エンターテイメント業界での成功の約束と賞金をかけて、BIG BOSSからの指示を受けタスクに挑んで行く。
最終週に残った候補者たち。ダンサー、ゲイの監督、歌手、ラッパー、女優。笑
中にはラッパーや面白YouTuberもいて、皆キャラが濃い。タスクは室内ゲームの戦いから精神的な揺さぶりやドラマ(リアル?演技?)まで。
タレント・ショウとしての多彩なパフォーマンスも見所だった。週数が進む毎に敗者は抜けて行き、昨夜は最終選考だった。
選ばれた2人はどちらも裕福な家に育った女優の卵。優等生タイプのHinaと、家庭的で愛嬌のあるShilpa。
視聴者からのオンライン投票でリアルタイムに勝敗が決まり、何かと面倒見の良かったシェルパが優勝を勝ち取った。
サルマンと優勝したシェルパ。3ヶ月の激闘でも常に気遣いと笑顔。
直後にMCのサルマン、賞金の44万ルピーを直接、観覧していたシェルパの両親に手渡し。。。!(本人の才能や努力よりも家族への恩義か。。。インドよ)
何せ候補者たちは演技のプロでもあるのですが、社会でこんなこと言ったら絶縁かクビ(追放)・・・?という過激な言動あり、厚い友情あり、危ういロマンスあり。日本では絶対にありえない目眩めく展開なのでした。
不思議YouTuberのBenafsha(右下女子)のラップも面白すぎ。あらびき団?
途中、お母ちゃんたちが訪ねて来て視聴者を泣かせるのもインドっぽい。
次回、シーズン12は10月から、また3ヶ月間の闘いです。土日なんてスペシャル拡大版で「毎日」放送されます。舞台技術や照明などのスケールもなかなかのもの。ボリウッドの急成長と底力を感じます。毎日、は本当スゴい。
近年のボリウッド映画などを見ていると、もうとっくにハリウッドよりエンターテイメントで、先進諸国が描けない人間性の光や闇や、忘れてしまった感覚までも揺さぶられるようだ。新たな旅をする様でワクワクと楽しい。
私にとってインドはまだまだ、刺激的な国です。笑
※画像はインドのエンターテイメントサイトやSNSで
何の屈託もなくシェアされているものをお借りしました。
3ヶ月分の放送を見るのは難しいと思うので、ハイライト番組もあります。ご興味があればぜひ。(ヒンディー語)↓
Top 15 Bigg Boss 11 Highlights | Controversies, Fights, Love | Hina, Vikas, Zubhair, Shilpa