「自分軸」の再構築 ③ - 感情の錬金術 | 北インド☆ゆるヨガライフ

北インド☆ゆるヨガライフ

ヒマラヤで出会った夫と、北インドローカル暮らし8年目。
お見合いが主流のインドで年の差婚、3度の流産、文化や習慣の違いに奮闘中。
スラム支援のNGOで働いたり、子宮腺筋症と共存しながらゆるーくヨガを続けたり。
40代インド生活の気づきと学びです。

「感情の消化」と書きたいところですが、

より具体的・実利的な方法を探るうち、

 

「錬金術の様に具体的なイメージを持ち、

 信念を持って積極的に取り組む必要性」

を、強く感じています。

 

セミナーやカウンセリングでは深く癒せない、

「自らの力による本質的な癒し」を経験するためです。

 

医療も投薬治療も対処療法に過ぎません。

実体験を経て痛感した私の強い願いでもあります。

 

今回のワークでは、前回までに出てきた感情によって

これから引き起こされる様々な事象を説明し、

「どの様に扱うか」という課題を消化します。

 

 

前回まで①②のワークをリアルタイムに実践し、

自分の中で浄化できないネガティブ感情を

思い切って吐き出し、書き留めてきました。

(あくまで私の個人的な実践記録ですが、実例を知ることで、過去の未消化の挫折やトラウマが原因で、現実問題の壁に突き当たった際に、ブレークスルーの手段として参考になればと思いブログにしています。)

 

前回まではこちら↓

自分軸の再構築 ① - 怖れ=願望 を知る

自分軸の再構築 ② - 素直になる

 

これまでの段階では、内に秘めた思いを

目に見える形(書く)で並べてみたところ。

 

これを読み返す必要は人それぞれで、

意識して頭に入れる必要もありません。

 

と言うのもこの後、自動運転のように

さまざまな体験をする様になるからです。

 

 

でもここからが本番・正念場。

 

蓋をしてた感情が鮮明によみがえり、

忘れたかった程の辛い未解決の過去が、

記憶の再生と身体感覚の追体験を起こす。

 

さまざまな「気付き」と「記憶の再生」が、

堰を切ったように意識に流れ込み始めます。

 

一瞬やっぱり逃げたくなるので、

ドキドキしてどうしても辛いという時は、

何か自分の好きなことに避難しながら、

体調を整えてみると良いでしょう。

 

そして連続で引き起こるショックに、

「いつまで続くの?」

と、不安が募ることもあるでしょう。

「今すぐ行動を変えなければ」と、

気持ちが焦ることもあるかもしれない。

「もう2度とチャンスはないかもしれない」と、

やみくもに行動を起こしたくなることも。

 

でもまずはその不安を鎮めて、

不安による行動は取らないことです。

 

不安という感情は一時的なものであり、

30分と続かないという調査結果もありますね。

 

拍車をかけてしまうのはただの癖なのです。

そして大概が今・ここで起きてる問題ではなく、

「予期不安」という幻想でもある。

癖は訓練次第で今後変えて行けるからです。

 

この時に自分の内側から訪れる「気付き」は、

もうどこにも行くことはないので、

安心していつも通り過ごすのが良いでしょう。

 

 

意図的に蓋を開けた過去のトラウマと

対峙する(させられる)

日々がしばらく続くため、

まずは体調管理と冷静な判断を心がけ、

身も心もリフレッシュさせることと、

気力と体力をつけ英気を養うこと。

 

逆に言うならば、

日常生活を円滑に送れない程度に

心身の状態が不安定な時には、

まだワークを実施する時期ではないのです。

 

必ず見合った時期が訪れるから大丈夫。

 

強烈な気付きの連続ジャブにダウンしない様

あらかじめ心がけることが必要です。

 

私も半年振りに風邪を引き、治りかけたら

次は子供のように知恵熱が出て、

家事さえ追いつかなくなりかけました。

夫に説明したら了承してくれて、

ありがたく自分と向き合えています。

 

詳しい説明は必要ないかと思いますが、

家族や信頼できるの了解を得られるなら

存分にサポートしてもらってほしいと思います。

 

「シンクロ」と言われる次のような現象が

本当に矢継ぎ早に起こり始めるかもしれません。

 

・何気ない会話の中でハっとさせられる。

・過去の記憶を今までになく詳細に思い出す。

・偶然クリックした記事が、強烈に共感する内容。

・今までの常識が覆されるようなニュースを見る。

・分からなかった相手の感情を感じて泣いてしまう。

・一度もできなかった、相手の状況が理解できてしまう。

・過去の自分の言動への新たな見方が生まれる。等

 

思い込みのブロックがぶっ壊れて、

受容の波が現在の意識上に押し寄せるとともに、

 

・後悔の念が訪れる。

・罪悪感に苛(さいな)まれる。

・無知だった自分を責めずにいられない。

 

という自己投影を課してしまうかもしれない。

これも今までの執着の原因になったであろう

これまでの心の「癖」だと言えます。

1つずつ、子供を励まし慰めるように、

責めなくても大丈夫だからと言い聞かせ、

落ち着きを取り戻して行くことです。

 

 

この様な葛藤のプロセスを辿ることで、

思い込みや執着の障壁が一つ一つ外れていき、

ワークを通り抜けた後は開放された意識が、

どんどん自由な現実を体験して行けるようになる。

 

これが、よく言うところの「引き寄せの法則」や

「現実を自分の意志で選択できる様になる」

というメカニズムのカラクリだと思っています。

 

 

時には白昼夢や幻の様なものを見たり、

大事なことがメッセージとして浮かんだり、

言葉となって聞こえる人もいるでしょう。

 

そんな一見奇怪な出来事も、

得たいの知れない霊症でも何でもありません。

 

人間は視覚・聴覚・嗅覚などの

各種の高度な身体感覚の中に、

体験を落とし込んで記憶していくという、

総合的で複雑な感覚のメカニズムを持っています。

 

「コーヒーの匂いを嗅ぐとやる気が出る」

ということと同じくらい、明快な働きなのです。

 

(お化けを見る時でさえ、ただの「気付き」ですから。)

 

人間の心の正常な働きが、

久しぶりに機能し始めたという

至って健康的な変化が起きている証ですね。

 

そんなこともありえるので

他人に共感してもらいにくい体験です。

自分が体感しているショッキングな感覚を、

家族、友人、恋人、親しい人たちも誰も

「分かってくれない」という事実の前に

孤独感に負けそうになった時は、

 

そういうものだと観念するしかないです(笑)

 

「あなたの経験を消化するのはあなた自身」。

ただそれを知り受け入れるという、

自分軸人生が始まったのですから。

 

きっと私たちは

「魂の自立のプロセス」をくぐり抜けて、

本当の意味で

人と共存することができるようになるのでしょう。

 

だから実際には寂しがることは何もない。

これまでの感傷の幻想から脱出して、

本音で誠実なお付き合いができる、

その準備が整うようになるのだから。

 

もう他人の評価に頼らなくてもいいんです。

 

 

そして以前はぼんやりした意識の中、

夢や白昼夢の形で現れたフラッシュバックと

日常の中で堂々と対峙できるようになる。

現実に「今どうするべきか」が、

経験という確信を得て分かるようになる。

 

過去に成す術のなかった自分でも、

「成長」し「経験を積み」、

「理解の進んだ」意識のもとで、

どんな過去も「知恵」として受取ることができ、

より良い選択をして行動する活力が生まれる。

 

やたら「やる気」が出てハイパーになる人は、

取り合えずアイデアだけ書き留めておいて、

休息を心がけるのを忘れずに。

 

私は2晩ほど目が冴えて全く眠れず、

ゲームに没頭してみたり、

部屋の模様替えをしたり(あるある)。

でももう降参して、

頭の中のグルグルを昼夜問わず書き始め、

今も怒涛のように書き続けながら、

心の平和を保っております。でも楽しい☆

 

楽しめる範囲で何か創作をしたりして、

ぜひこの体験を大いに昇華してほしいと思います。

きっと今までより良い方法が見つかるでしょう。

 

自分の中の欲求に素直になり、

興味があることを深く調べてみたり、

気になってることを始めたりと行動することで、

結果的に「人生の転機を呼び寄せる」ことが

実現可能になるのだろうと思います。

 

次回は、ワークを開始した影響で

内側から開放され始めた意志の力を使って、

 

「具体的に行動に移す方法」を探りながら

「信念として自分の軸に落とし込む」、

日常生活の実践ワークとなる予定です。

 

よかったらぜひお楽しみに!

 

再生へのエールと、勇気を込めて。