
こんな感じのあとに


こんな感じになっていました。
師匠はとんでもなく偉い方なんですが、飲み会の時には全くその空気ありません

たくさんの先輩も来られていて色々なお話を聞くことが出来ました。現在も格闘技をされている方も何名もいらっしゃったので楽しいお話が聞けました。
その中で興味があったのが、ある先輩が後輩に言った「ディフェンスの腕をもう少しあげると軸が勝手に出来るから動きが良くなる!」という言葉でした。
空手においてのディフェンスですので所謂ファイティングポーズの腕を下げないって意味になります。確かに腕を上げる=肋骨の横に支えが出来るですから身体は固まりやすくなります。このような状態を軸が出来ると言うなら先輩のおっしゃられることは正しいです。
動きが良くなるかはさておき軸は出来ますね。
では次に動きがよくなるのか・・・
私はならないと思います。
身体を固めることが動きが良くなるってどうしても思えません。
私はあまり軸と言う言葉を用いません。
それに代わる言葉として正中線や正中、真ん中は使います。私の指導を受けた方は解りますが、この言葉は場所でなく「機能」を指しています。つまり身体の中心からの起こりです。身体を動かすには身体の中心から動かし末端に伝えていく。腕を肩甲骨から動かせっていうのもそういう事でしょ?その機能を指すのが正中。背骨の前にあるとか場所を指したりするものではないんです。
運動において回転体になるときなどは確かに軸は存在しますがその軸もその時の都合で動かすって観念がないとパフォーマンスは広がりません。いつでも背骨の前にあるではダメです。
しかし背骨の意識は必要ですよ。
この背骨の意識と軸を混同している方がたまにいますが全く別。背骨の意識と正中は近いですが・・・
身体を固める事が軸ができるのか?軸があればパフォーマンスはあがるのか?体幹トレーニングはそもそも何のためにするのか?その体幹トレーニングは自分に必要なのか?
しっかり考えてみるのも面白ですよ。1つのヒントとして、そこらのおっさんは体幹トレーニングをしてもゴルフは上手くなりません。飛距離も思うように伸びません。だって脚力がないから。
話はそれてしまいました・・・
軸を感じるより背骨を感じて背骨をゆるくそしてしっかり並べる。この意識が出来ると無駄な力や力みがなくみんながいう軸が出来ます。しかし緩いです。柔らかいです。だから複雑な動きができます。なぜなら動きの源が硬いもの(軸)と動きの源から柔らかいもの(正中・背骨)ではスタートの可動域が違うわけですから。
あっ!と思う人と、はぁ?となる人がいると思います。でも出来てる人からしたら「そうそう!そういう事」って話です。知りたい方は4月から江坂のwithさんで始まる講座にお越し頂くかパーソナル指導を申込み下さい。