唐突でしたが、いつもの様にマニアックに身体のことを解説するUNITYの田渕です

クラブや少年スポーツなどで先ず初めに「アップ」と称して行うのがランニングとストレッチ。そのストレッチのほとんどが静的ストレッチという筋肉をじわぁーっと伸ばして一定時間そのままの姿勢を保持するものをやっていますよね。
それいりますか?
私はいらないと思っています。少なくとも私はしないし、空手スクールでもしません。
なんのためにやっているのでしょうか?
団体行動なため全員の気持ちや方向付を一つにするためにみんなで声を出しながらする。これはありな考え方かもしれません。ただし身体のことを度外視にしたら・・・
そもそも筋肉を伸ばす静的ストレッチは運動前に行うのは不適切。運動前にストレッチをするなら動的ストレッチです。
「しっかり伸ばしておかないと怪我するぞ!」などというコーチがいますが、逆です。しっかり伸ばしたらパフォーマンスな落ちるし怪我のリスクはかなりあがります。
筋肉の働きは縮むことで力を出すことです。つまりパフォーマンスを行うときは筋肉をいかに縮ますかなんですよ。なのになぜ伸ばす事をするの?
運動前は縮んだり伸ばしたりして筋肉に刺激をおくる動的ストレッチしかしてはいけません。
先にも述べた様に私はそもそも運動前のストレッチはしません。だって動物が、例えばチーターが走る前にストレッチしたり準備体操しないでしょ。サルが木に登る前に肩を回しますか?しませんよね。その感覚です。
起床してから、動ける様な心と体の準備を作っています。
そしてその準備として歩いています。
それで動けます。
きちんと歩けていたらすべてのスイッチが入ると思います。
いつでも動ける身体を意識して生活するとちょっとの事が変わると思います。みなさんもちょっと考え方を変えていつでも動ける身体でいてみてはいかがですか?
コツは立つ歩く教室でお伝えします。