
バッティングの際に一番力を抜いて欲しいのは・・・
全部やね。。。
まず肩。
バットを挙げようとしたり、上から叩けと言われるからか知りませんが三角筋や僧帽筋がさわるとカチカチに力がはいっている選手がよくいますが、これはNG。どのような打ち方であれ最終的には腕を伸ばします。肘が伸ばしていようが曲げていようが腕は前に出すわけですから伸ばします。その時に重要になってくるのが「肩甲骨」です。この肩甲骨を前方にスライドさせて腕を前にだすのですが、この時肩が上がっていては肩甲骨は前に行きません。肩こりの説明のときにもしましたが肩甲骨を前に出す前鋸筋が働くには肩は下がっていないといけないですから・・・
別に肩甲骨を意識しなくても腕は前に出るしいいじゃん!
って思うかも知れませんがこれが大きな間違い。
肩甲骨がしっかり前に出て腕を伸ばした状態は肩甲骨にロックがかかり前方からの衝撃に強くなるんです。ボクサー腕を回旋させてまで最大に腕を伸ばしてパンチを打つのはこのロックを作るためです。たまーにボクサーでも回旋させるのは遠くまで腕が伸びるからって言っている人がいますが間違いです。
次に腕
基本腕はモノと思って、腕の意識がない状態がいいと思います。意味が分からない感じがするでしょうが、これが極意だと思います。私がパンチで人を飛ばす時がこれです。身体の中心の力(主に骨盤回旋と股関節伸展力)を完璧に伝えるために肩から腕をモノのように意識しパンチします。そうすると力対力の衝突が起きず私の中心の力が相手にそのまま伝わるので肩や腕に衝撃がなく相手が飛びます。もちろん私にも手ごたえは全くありません。
ここまで読んで疑問がわきませんか?力を抜いたらなんで身体の中心の力が使えるの?
これは、逆に考えて下さい。もし中心の力、骨盤回旋力や股関節伸展力が起こったとしましょう。それを下肢と上肢に伝えていきます。その時にこれを伝達させないようにするにはどうしたらいいか・・・
力を入れてやればいいと思いませんか?協力しようとしている力が実は邪魔している。子供のお手伝いで余計に時間がかかるってのと同じことがおきているんです。
その人本来の力は中心の力しかありません。これを正しく伝えると手ごたえなく打球は飛びます。
ちなみに江坂空手スクールはこのような使い方をいちいち説明する空手スクールです
