打球を飛ばしたいなら力を抜け!
昨日のバッティング指導で発した言葉です。
よく飛ばしたいならパワーをつけろとかメジャーの選手は身体が違うしパワーがあるから打球が違うなどいいますが、私からしたら「はぁ?」
確かに体重が重い方が物理的には打球はとぶので間違いではないことはわかりますが、それだけじゃないよって思うからです。
昨日の彼も中学生で、チームの中でも飛ぶ方ではないので必死です。チームではパワーをつけろっていわれているようです。パワーってものはスピード×力、つまり筋トレして身体を重くして大きくして筋力でなんとかしろって言われているってことです。これが違うと思うんです。身体を大きくするような筋トレをして、その身体は本当に思うように動くのですか?大きくなった身体にいちいちファンクショナルトレーニングを施して使えつからだにしていく作業を中学生がすると思います?
絶対ない!
ってか根本が違う。
本来は身体の力を100%使うことに目を向けるべき。
ここに打球を飛ばしたいなら力を抜け!がくるんです。
身体本来の力を使うには筋肉と共に骨を並べるって作業が必要になります。また骨が動く距離ってものを活用します。(例えば先日もやりましたが「前になれ」肩をすくめるようにしてしまうと肩甲骨が前にスライドしない。肩をさげて前になれすると肩甲骨がしっかりスライドするので手がまえに伸びます。これが骨の動く距離。)
また力みがあるとスピードはでません。これはなんとなく皆さんも経験されていると思います。
これらを活用して身体の力を100%使うのですが、すべての絶対条件が力を抜く。
昨日はこれを私のパンチで体験・体感して頂きました。
全く力感のない状態からのパンチでミットをもっていたお父さんぶっ飛びました。
「これが力を抜けの意味なんですよ」っていうと、「なるほど」
文章ではわからないことですが、体験した方はみんなこういいいます。
次回は力を抜くとどういう風に使っているのかを書きます。