【風邪の時の整体的過ごし方】
①まず、様子を見てていいかどうかの判断方法です。
一息四脈を診る。
→4脈の場合
様子を見てていい。
風邪の引き初めには足湯が有効です。
→2脈や6脈の場合
体がイレギュラーな状態で注意が必要です。
②それから風邪を上手く経過させるための気を付けておきたいポイントです。
□お薬は飲まない(熱は出し切れば下がるので頭も冷やさない)。
□足元をポカポカにして過ごす。
→風邪の引きはじめは足湯が有効です。
□水分をしっかり摂る。
□食欲のない時は食べない。
□眼と頭はできるだけ使わない。←咳が残る原因になる。
□高熱時は冷やさなければ(特に足元)、動いていても構わない。
□一度目に熱が上がり切って、熱が下がり平熱以下になった時に半日安静にする。
※みなさんは熱が下がると動いてますが、ここが風邪を上手に経過する最大のポイントです。
□あれこれ手を尽くして治そうとしない(ホッとすることが大切です)。
【風邪がこじれた時の対処法】
体温を両脇で測ると左右差がある。
通常、左側から熱を出し、右に来て、左から抜ける。
右に滞った場合、肺炎や中々経過しないなどこじれる。
→この場合は寝る前の脚湯が有効。
④一度目の平熱以下を半日安静に過ごした後は、例え症状が残っていても、今度は逆に体を通常に動かしていくことで体がついてきます。ここで養生し過ぎて、寝込むと長引きます。
※平熱以下に動き過ぎたり、薬を服用したりして、風邪がこじれた場合はこの通りでない時もありますので注意が必要です。
「風邪は治すのではなく、経過(全う)させてあげるのです。」
整体を志すものとしては、風邪はうれしいことなんです!?
整体仲間からは「よかったね!」
「もう少し、熱が出たらよかったのに」
とかも言われます・・・
「えっ!」
風邪がうれしい???
というのも、
風邪はうまく経過できれば体を整えてくれるからなんです
整体的にみれば、風邪は体が自分の力でバランスを保てない時に
それを整えるために引くものとらえています。
実際に風邪を引きそうな体は、左右差が激しくなり、顔を見れば極端にどちらかが
縮んでいます。
でも、風邪を引ききると、
この熱で偏ってゆるめなくなった体の部分的な緊張が治るのです!
そして、サッパリする!
ということは、
「風邪は最高の整体師!?」
だって39.4度以上の高熱でがん細胞も動けなくなるか、なくなるんですから!!
しかも、だれでも風邪を引くんじゃないんです。
先に引く準備ができた、つまり条件が整った体が風邪を引くんです!!
そこに引く人と引かない人の差がでるんですね
よく扁桃腺が腫れて熱を出してる人がいますが、おそらく体を冷やし過ぎてるためです。
体温が下がると免疫力が激減しますし、泌尿器や生殖器に影響があるので、
下がった体温を上げるべく扁桃腺を腫らして熱を出して無事を保とうと体がしてるわけですね。
だから、熱は下げずに出しきった方がいいということになります!
というか、出し切れば下がります!
付け加えるなら、体を冷やし過ぎなければ避けれた風邪ということになります。
風邪にもいろいろありますが、共通していえるのは風邪をひく前にその体の使い方に原因があり、
風邪はそれをなんとかしようという自然良能の結果であるということです。
もちろん、たとえ風邪でも適応できない体の状態では命を落とすこともあるので注意が必要です!
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