そもそも規格になんて当てはまらないのが、体というものである。
だって、体が違うんですから。
そうとう無理をしても壊れない頑丈な体や、何をどうかばっても
壊れてしまう体などそういうことを無視して、それらをひとくくり
にして規格に当てはめようとすること自体に無理があるのかも
しれませんね。 当たり前ですが、体は、ひとつ、ひとつ、みん
な違います。 しかも、ひとつの体の中だって、いつでも変化し
ていて、いつも同じではありません。
体は、いつでもすべての変化に対応して無意識の調整で生命を維持しています。
ということは、何が最善なのかは、その時、その瞬間ごとに変わるということです。
例えば、血圧です。
現在、上の血圧が130以上で、高血圧症の治療、つまりお薬
を飲むことにより、血圧を安定させることをすすめられます。
ここで、ひとつ考えてみていただきたいのです。
先ほどのお話ですが、人により体の状態が異なるため、どれく
らいの血圧が適しているかは、各個人、違うと考える方が自然
なのではないでしょうか?
しかも、その方の現在の状態に一番適した血圧を心臓が自動的
に按配してくれているとしたら、それを薬で固定してしまってるとし
たら、どうでしょう?
自分の体でうまく治まりのつかないものをお薬で安定させて規格
に当てはまれば健康という考え方は、実際に体に適しているので
しょうか?
むかし、むかしは180以上が高血圧だったそうですよ。
同じ変化なら、この規格という考え方の角度を変え、この人が、
なぜ、自分の体で治まりがつかなくなったのか?ということを視野
に入れた研究が医療に導入されることを願ってやみません。
「医は、医無きを期する。」
もちろん、出来るだけ医療にお世話にならない生き方が、何より
も大切ですけどね(笑)