今回は「癖」のお話です。
みなさんはどんな癖ありますか?
舌をよくなめ回す、鼻をかく、頭をポンッと叩く、右足を組む、歩く時は手を後ろに回して握ってみたり、寝
るときには必ず向く側があったり、胸をそらしてみたり、盗癖、性癖、怒ったら物を投げるなどなど、いろん
な癖ありますよね。
この癖が体と密接に関係しているとしたならば、癖を見たらその人の体を知るヒントになると考えた人が
いるんです。
体のバランスをとるための無意識の体の調整が、癖の正体だと考えられています。
人には、なぜだかは知りませんが、親から引き継いだ姿勢(重心のかけ方)があります。
足先に重心があると、前屈みになりますね。
右に重心があると、右偏り。
左が前で、右が後ろだとねじれ。
こんな風に、みんなそれぞれの重心のかけ方を持っているのです。
同じ作業をしているのに故障するところが違うのもこの重心のかけ方によるものなんですよ。
例えば、前屈みの人は、どうしても腰椎5番、胸椎9番、胸椎1番、頚椎2番に負担がかかりやすく、何を
やるにしても、ずっとその姿勢で生活をしていますので、どうしてもそこが故障しやすいのです。
さらに、こういう姿勢の方は疲れるとると胸の筋肉が縮み、肩を前に巻き込んでしまうので、胸をそらそ
す体操が無意識に出ちゃいます。
お辞儀の時には、普段から前屈みでいてるので、それ以上、前に倒すと転んでしまうので、かかとに重
心を移し、お尻を突き出してするのが特徴です。
ちなみに、こういう体の方は、運動をしてエネルギーを発散するタイプですので、余ってくるとジッとして
いられなくて、貧乏ゆすりをしてでも調整しようとする方が多いです。
背骨と骨盤の状況はは、こころや体にいろいろな影響を与えますので、このように重心のかけ方による
偏り疲労の調整としての癖があるという考え方です。
この調整としての癖も出ないほど、体がにぶると、症状や病気の登場となります。
整体では、この症状や病気ですらも、にぶった体を元に戻すための調整ではないかと考えられていま
す。
整体的視点、おもしろ過ぎます!
普段、何気なくやってる癖から、自分が知れるというお話でした。