今回は、いつも私が整体について興味を持たれた方におすすめする、
全生社から出版されている野口先生の「健康生活の原理」という本からの引用です。
以下、引用
私の子どもが学校の保険体育の時間に赤痢の話を聞いて来て、「水を飲むのも、
お菓子をつまむのも恐ろしくなってしまった」と言いますので、私が何気なく、
「いままで水を飲んでも赤痢にならず、菓子をつまんでも無事でいたのはなぜかな」
と訊きますと、彼は真剣な顔をして考えていましたが、しばらくして、「大切なこ
とを忘れていた。僕たちは生きているんだ。生きているから生きるのに必要な働き
が起こるんだね。抵抗力とか、予防する力とか…その生きている力が弱ると赤痢
になるんだね」と言うのです。生きていることを忘れていたのは彼だけではなく、
現在の大部分の人がそうなのです。予防を知識として知って活用することは大切で
すが、知識が過度になりすぎて病菌が恐ろしくなってしまうと、その生きる働きが
萎縮してしまうのです。
引用、終わり
整体独自の視点が満載のこの本おすすめです!読書の秋にどうぞ!
㈱全生社 野口晴哉 「健康生活の原理」 定価 525円