「自己保存と種族保存の要求」
人間の行動の原点はこの二つにたどり着くという。
ざっくり言えば、死にたくないということですね。
この目標を達成するためのいろいろなシステムが
体の中には組み込まれています。
そして、このほとんどが意識することなく作動する
無意識のシステムだといわれています。
例えば、落ちれば死んでしまいそうな高いところに登ると
なんだか嫌な感じが起こりませんか?
意識では「怖くない」と言っていても
足が勝手に震えたりすることもありますよね。
体は危険を感じているのです。
「なんとなく嫌だなぁ~」
という感覚を使って、そこから離れたいと思います。
そして、実際の行動になるのです。
これも意識ではなく、不意に飛んできたボールを
サッ!と避けるみたいに無意識に起こる防御システム
なのです。
実は、「嫌だなぁ~」という感じが起こっているころには、
もう体がいろいろなことを感知して、生命を守る行動を開始したということなのです。
もし、これらの感覚がなければどうでしょう?
とても原始的ですが(笑)
この不快感を出すことで生命を維持しているといっても過言ではありません。
むずかしい言葉で言えば、
「生存に関わる情報」
大げさに言えば、
「このままいけば死にそうですよ!」
と、いうことになりますね。
勿論、このサインを無視していればどうなるか?
やりたい。やりたくない。どちらでもない。
つまり、死にたくないために、
いや、死なないためには今何をするべきなのかのサインだと
お考えになり、大切に扱っていただければ、当然どんな知識よりもお役に立つ情報に
なること間違いなしですね!
なんせ地球生命で38億年、人類の起源より700万年の智慧の結晶ですから、
体は、私たちより体のことよ~く知ってると思いますよ