みなさんがよく口にする 「好調」と「不調」
これは一方をよいとして、もう片方を悪いという見方ですね。
いろいろな見方はありますよね。
しかし、今回は体がこの不調、つまり苦しいという感覚を使って体を守ってるというお話です。
みなさんもすでに体験してることですが、息を吐き続けるとどうなりますか?
苦しいですよね。苦しくて吸いたくなります。しかし、吐くのが苦しかったので吸えば
ほっとしますが、やがて吸い続ければまた苦しくなるので吐きたくなる。
これが呼吸になってるんです。
座ってると立ちたくなる、立ってると座りたくなる。
このようなこともみなさん経験済みですよね。
体は、苦しいという感覚を使いひとつのことをやり続けないようにできているんです。
なんのため?
それは、ひとつのことをずっとやってると壊れてしまうからです!
ご自分の実生活を振り返ってみてください。
体は、疲労感、嫌悪感、満腹感、痛みなど、様々な苦しみを出して私たちに
教えてくれてますよね!
逆にこれがなければ、どうなったかを想像してみてください。
この日々の苦しみを無視すると体は壊れます。
そして、壊れた体を修復するために異常感を出してきます。
というか、壊れたこと自体が苦痛になるのです。
体は、この異常感という苦しみがあるから、壊れたことを感知して治す働きが起こります。
体の修復のメカニズムについては、前回の「本当のところ」 をお読みください。
この苦しみを感知できないと人は、すぐに死んでしまうのです。
では、最初の話に戻ります。
それは、好調でしょうか? 不調でしょうか?
さらに、なぜそのようにならなければならなかったのでしょう?