体は、最後の最後まで良くなるようにできている。
このブログでも何度となくお伝えしてきたことです。
ケガをすれば、「治れ!」と命令しなくても勝手に治ってしまうのです。
少しづつでもよくなっていくようになっている。
誰でも経験してるし、簡単に理解できることだと思います。
このように人間の体には生きる力が備わっているのです。
でなければ、今頃はお墓の中にいるはずです。
体に起こっていることは何かに対処するために必要があって
起こしていることが多いのです。
つまり「生きるための体の努力」なのです。
でも実際には、自分の生き方、心身の使い方に対する体の適応であることには
目も向けられず、起こっていることだけを問題として体がやろうとしている
ことを無視してお薬やその他の方法で症状だけを押さえ込もうとするのです。
結果は、繰り返す症状と、さらに強い適応ということになります。
しかし、それすらも生きる努力ということも忘れてはいけません!
分かりやすくいえば、風邪の発熱です。
体は理由があり、熱を出したがっているのに解熱剤により熱を下げようとする。
一旦は下がるものの、体は目的を達成するまで何度も熱を出しつづけます。
はじめから、邪魔をせずに体のやりたいようにさせておけばパッ!と出てサッ!と
熱は下がったはずです。引き伸ばしてしまうことによりさらに悪影響も出てくる
恐れもあるのです。
話を戻します!
体は、必要なことを必要な時間をかけて適切にやろうとしているのです。
それを自分の都合に合わないので何とかしようという方が圧倒的に多いみたいです。
合理主義や能率・効率などを強要される現代に於いても、人間は人間であり、動物の
仲間なのです。お腹に宿った赤ちゃんも273日はお腹の中にいなければならないのです。
焦っても、都合が悪くても、どんなけ科学が発展しても、三ヶ月では出てこれないのです。
このように生命時間というものがあり、体に起こったことは必要な時間をかけておこなわれ
ているのです。もしも、私たちに出来ることがあるとすれば、その用事を速やかに果たせる
よう環境を整えることではないでしょうか?
時には、医療やお薬も有効であることには間違いはないと思いますが、それがすべてで
はないということに気付いていただければと思います。