「育った環境に折り合いをつける」とは。

数あるサイトからこちらのブログへご訪問下さりありがとうございます　さおり∞aquaです。

このブログは私の体験や気づきをベースにし、エネルギーとの関係などを書いています。

それによって生まれたセッションやワークを提供させていただいています

第1チャクラの活性化する方法の中に

『自分が育った環境に折り合いをつける』

という方法を書いています。

みなさんは、一番身近である生まれ育った環境で何か不満を募らせていたり、どうにもならないなぁ、と感じることはありませんか？

あなたがどの様な年齢においても少なからずあるかと思います。

例えば

家族との不調和な関係、親戚との折り合いの悪さから縁を切る、遺産相続、お墓の継承など。

と言った事が代表的なことでしょうか。

折り合いをつけるとは、自分が違和感を感じていることに触れてみる、触れ直す機会を持つことです。

子供であればあの時あの一言が私を傷つけたとか、

姉（妹）兄（弟）ばかりを優先されている気がしていて、いつしか話すのが嫌になったとか。そのことについて思い出されるシーンがあり、今もモヤっとする。とかです。

私の体験の中で多くを占めていたのは『大切にされていない』という感覚でした。私には2歳下に弟がいました。

6〜7歳になった頃、ようやく弟が生まれた時の黄疸による後遺症で、脳の運動機能が働かず障害になり、福祉施設にいる事を理解する様になったと思います。

両親は仕事のためほぼ家におらず、母は夜ご飯の支度だけしてまた仕事に行く日が多く、父は長距離運転をしていて私は一人で過ごす事が多かったのです。近くに祖母も住んでいたので、夕方までは時々そこで過ごしていたり、友人と遊んでいましたが幼少期は家族として過ごすことがありませんでした。

毎週日曜になると、決まって母と弟の施設に行き4時間くらい滞在して帰る事が日常の一部でした。私が10歳くらいになる頃（私が他者との境界線を少し構築したころ）、母は私にずっと日常の不満を言う様になり（主に父と弟のこと）、私の話は一切聞いてもらう時間がなくて、私はいつしか話さない寡黙な子になっていました。

私の中には

『私のことなんてどうでもいいんだ。私より弟の方が好きだから、いつも私には冷たいんだ。」

そういう捻くれた気持ちが棲みつくようになっていたことを、高学年くらいで感じていたように思います。

この気持ちのまま大人になり、自分のことを知ろうと意識を向けた時にこの事（傷）をもっているとわかったのですが、私の場合は一番理解しあいたかった母が亡くなった後でした。

ですが折り合いをつけていくことは可能です。

私が取り組んだことは、母方の姉妹と会い母のことを知ることをしたり、父方の方で大半を過ごしたので叔父や叔母の話を聞いたりしました。そして、母は母で嫁いできて大変な思いをしていた中、

弟のことで田舎特有の偏見の目を背負っていたことを知りました。

誰にも話す相手がいないので、私に一生懸命話していたのでしょうね。

一番理解が深まったのは、弟と話をしたことかもしれません。父ともいい関係性だったわーと言えるほどまで、私の気持ちを伝えることなく他界しましたが、消化不良は起きていません。

父も母も私を大切に思ってくれていた事がわかり、私の心のわだかまりは溶けました。

その時の表現や、人間としての未熟さからコミュニケーションが取れずお互い言葉として伝わっていなかっただけで

『私は大切にされていたんだ』