マイスキー チェロリサイタル@タケミツホール。
CDではおなじみだが初めて生で聞く。
ほの暗いというか内に秘めたような抒情性が強いチェリスト。
フランクのソナタほかフランスの作品が次々に演奏され
普通に素晴らしいのだが きれい過ぎて物足りない。
しかし終盤近く プーランクの愛の小道 サンサーンスのサムソンとデリラあたりからチェロも温まり マイスキもエンジンがかかってくる。
そしてプログラムの最後 一番聴きたかった ピアソラのグランタンゴ。 これまでレコーディングされていないからどんな演奏になるか読めない。
演奏直前 マイスキの口がきりっと への字に曲がる。
グランタンゴは 誰にとっても気合が無ければ弾けない大作なのだ。
これがすごい演奏だった。
足を踏み鳴らしながらの強烈なリタルダンド 、ありえないほどシャープな ピアソラ独特の高音へ向けた重音グリサンド まるでチェロを武器として戦闘しているかのような これまで聞いた誰のグランタンゴより激しい熱い演奏で こみ上げてくるもので体が震え続け止まらない。
言うことなし!!!!!! 終わって思わず ウォー!と声が出てしまった^^;
5曲、30分にわたるアンコールも バルトークのルーマニアンフォークダンス ショスタコのチェロソナタなど 激しい超絶技巧出まくりの豪快さで大満足のリサイタルだった。
深い抒情と熱い激情 マイスキの2つの顔を満喫できた。