森会長辞任で少しずつだけど変わり始めた意識 | 沖田峯子 人生をクリエイトする。

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森会長辞任の話で女性蔑視問題が再び浮上してきました。

 

この手の話が取りざたされるたび、「フェミニストだ」「女尊男卑だ」と冷やかす人が出て来るが、今回は五輪会長というだけあって世界が注目した。この問題で日本がいかに時代錯誤で恥ずかしい国なのかを世界に知らしめた。


幸せ度の高い先進国は差別がいかに馬鹿らしいことか非人徳的かをよく分かっている。このままの日本ではいつまで経っても笑い者、日本男性は世界一非モテを返上できない。



私は子供の頃からこの習慣に馴染めないでいました。


私はみんなを笑わすことが大好きな子で町内会の集まりでは冗談を言ったりしていましたが、帰宅後、兄にボコボコに殴られました。



「女のくせに目立つな」

「女のくせに男の前に立つな」



私は兄にそう言われ続けて育ったのです。


兄は私たち姉妹をよく殴り、よく暴言を吐きました。私は女である限り、生まれながらして兄に劣っているのだろうか?女は死ぬまで男の影に隠れて生きなければならないのか?

 

なぜ?

 

子供の頃はそんなふうに言い返す言葉も思いつかないから、私は違和感だけを抱いて、いつも兄にびくびくして、だんだんみんなの前では発言しなくなりました。


でも、私が生まれた時代はそれが当たり前。


うちはド田舎の古い町です。


犬山には犬山祭りがあって、毎年春にはからくり人形が踊る山車にお囃子の子供を乗せて町を引き回すのです。


犬山城の下に町内会の山車が集結する様は圧巻です。うちの町内にも山車がありました。けれど私の子供時代、山車に女は乗れません。日本の神事に関わる神域はだいたいが女性禁制だったのです。


兄の女性蔑視はこういった風土から生まれたのでしょう。


そして、時の人も当たり前のように女性を見下してきたのでしょうし、そういうもんだと思わされて諦めてきた女性たち。


しかし、多くの日本人が暗黙の目を醒まし始めました。ようやく、日本人の意識が変わり始めたのです!!
チューチュー



意識を変えていくのは、特に若い人たちです!



こんな記事を目にしました。

 

許せない、信じられない…JR浦和駅前で「森会長の女性蔑視」抗議デモ 「氷山の一角」「総理は首にして」


デモには高校生の男子も参加していました。今の若い人たちはとても意識が高いと感じます。古い人たちよりはるかに魂が熟練されている。


コロナを体験した学生たちも今現在は苦しいけれど、彼らはこれからの腐った社会や見過ごされてきた古い秩序を壊していく選ばれし人達なんだと思います。


上に立つ老人は退陣しましょう。若い人たちに譲りましょう。


これからは若い人たちが活躍する時代です。