暗黒女子 | 沖田峯子 人生をクリエイトする。

沖田峯子 人生をクリエイトする。

日々思うこと、創作のこと、大好きな映画鑑賞などなど好きなことだけを自由に書き綴っています。

映画鑑賞の感想です。

この感想文は私の記録日記なので、ネタばれ含んだり、感じたことをツラツラ書いているだけのものです。ご了承ください。

 

★キャスト

澄川小百合/清水富美加

白石いつみ/飯豊まりえ

高岡志夜/清野菜名

デイアナ・デチェヴァ/玉城ティナ

小南あかね/小島梨里杏

二谷美礼/平祐奈

北条/千葉雄大

 
ばーちーがセクシーだという噂を聞いて←、よこしまな気持ちラブで観たのですが予想をはるかに上回る面白さでした。
 
ばーちーが出てる過去作はほとんどが学園もので、あんまり恋愛どっぷりな青春ものが好きじゃないものであせる敬遠してたのですが。この作品は大人でも、かつて少女であったことのある人になら楽しめる作品ですニコニコ
 
 
この世界観、めちゃくちゃ好みですピンクハート
 
 
ある名門女子高の文学部の部室で、定例会が行われる。
 
恒例となった暗闇鍋を食しながら、各自書いてきた朗読を発表するというもの。テーマは、謎の死を遂げた学園一憧れの的であった白石いつみについて。
 
少女たちが一番輝かしい時代、女子高生。
 
この年代でしか経験できない彼女たちの生きる世界は、まさに妄想と現実のはざま。
 
女子高生であること、その美しさには時間制限があるということ、そして学園をサンクチュアリと表現するのも素晴らしい。
 
構成も素晴らしかった。始まりからワクワクゾクゾクしました。一人、また一人と朗読していくなかで見えてくる真実。
 
ところどころで「あれ?」と思うところも、最後には一つの線につながっていきます。
 
このつくりは最高ですキラキラ
 
始まりは学園一カリスマの白石いつみを演じる飯豊まりえさんに違和感を感じていたのですが、だんだんとその表情と佇まいに引き込まれていきます。ただ少し猫背が気になったうーん
 
ラストは一枚かんでるだろうなと予想していた人が←たぶんほとんどの人が気付くと思うけど、一番の闇を抱えていたので「やっぱりな」とは思ったんですが、それでも期待を裏切らない内容でした。
 
まさか、クライマックスにいま話題になっているあの女優さんが出演しているとは思いませんでしたが。それが一番びっくりしたことかもイヒ
 
すべては、彼女たちが女子高生であることに説得力があります。
 
ただ、ただ一つ。
 
もう少し映像の作りが幻想的であったら、という欲求が残ります。脚本の世界観がほんとにほんとに素晴らしいので、鬱屈した現実からの非現実的な栄華さをもっと映像で表現して欲しかったなと。建物や制服や映せるものすべてにお金をかけて欲しかった。彼女たちの美しさを際立たせるような、うっとりとさせられるくらいの。観終わった後に「ああ、美しかった……」と思わせるような、物語は暗黒なのにねっていう爆  笑
 
ばーちーは出番こそ少なかったものの(ていうか、出てるシーンはキスばっかしてる爆  笑)、そんな下心が吹っ飛ぶくらいに良い作品でした。