秀樹の思い出は、ずっと「薔薇の鎖」でつないでおこう。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

薔薇の鎖

西城秀樹の訃報から、2カ月が過ぎた。葬儀の報道もされたし、追悼番組もあったのに、なぜかまだピンと来ない。自分の青春が引きちぎられる様な気がして、信じたくないのかもしれない。たとえば、高校時代。映画「愛と誠」の太賀 誠(たいがまこと)役に応募したことがある。1次審査をなんとか通過していよいよ本選へ、という段階で、すでに主役が決まったと通知を受けたのだ。そりゃあ、合格するとは思ってもなかったけれど、なんで途中で決定??と憤ったのを憶えている。その主役が、なんと西城秀樹だった。唖然としたけれど、勝てるはずもない相手なだけに、悔しさは微塵もなかった。1974年の、それが青春の思い出。その年にヒットした曲が、写真のレコジャケ「薔薇の鎖」だった。アイドルという存在ではあったけれど、どこかロックを感じさせる、マイクスタンドを蹴り上げる派手なアクションがカッコよかった。その年からずっと、誠 役を競ったライバルとして、秀樹はボクの中で生き続けている。そう、勝手ながら。そして、それはこれからも、きっと、ずっと・・。

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