オリンピックの感動は、いつもプライスレスなのだ。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

東京五輪

連日、日本の快挙がつづくリオ・オリンピック。競泳男子では、800mリレーで52年ぶりにメダルを掴んだ。52年ぶりというと、1964年の東京オリンピック以来になる。高度成長期に突入したばかりの日本の躍進が、そのままメダルの数にも反映した、あの東京オリンピック。金メダル16個、総メダル数29個は、アメリカ、ロシア(旧ソビエト連邦)に続く世界第3位だった。写真は、その感動と興奮がリアルに記録された、ソノシートである。このソノシートは、カルピスが発行したプレゼント品なのだが、以前テレビ東京の「開運 ! なんでも鑑定団」にお宝として出品されたこともある。出品者の本人評価額は25万円だったけれど、実際の鑑定額は確か2,000円だったはず。黒、赤、緑、青、黄色の5色、5枚のソノシートで記録されていて、なかなか豪華ではあるが、発行枚数が多いために価値が低いという理由だった。でも、その録音に耳に傾けると、なぜか気持ちいい風がそよぐ。昭和の風景が懐かしさと一緒に伝わってくるからである。価値はなくても、オリンピックの感動は残る。あの頃の昭和の想い出は、プライスレス。今年のリオ・オリンピックの軌跡もまた、プライスレスなのである。

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