青春のベストジーニストは、森田健作だった。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

森田健作

森田健作と言えば、サンミュージックの所属タレント第1号。今年亡くなった相澤会長が1968年に森田健作を連れて設立した芸能プロダクションが、サンミュージックなのだ。その後、桜田淳子、松田聖子の誕生で一流プロダクションに成長したけれど、当時の森田健作人気無しには、その成功は語れないだろう。写真のレコジャケは73年に放送されたドラマ「おこれ!男だ」の主題歌。「青春に悔はないか」という、売れに売れていた頃のまさしくモリケン節である。70年代の初め、青春スターは誰疑うことなく森田健作だった。そして、このレコジャケもそうであるように、いつもジーパンをはいていた(当時はジーンズと呼ばず、ジーパンと呼ぶ方が多かった)。夏はジーパンにラガーシャツ、冬はジーパンにタートルというシンプルな着こなしが男っぽくて、髪型も含めて男子の多くが真似をした。私なんか、モリケンのはいているベルボトムのメーカーを捜して、いろんなお店を訪ねたりもしたほどで。キャントン、バイソン、ビッグジョン、ラングラー、どんなジーパンも爽やかにはきこなしていた。だからこそ、森田健作にはいつまでも実直でいて欲しい。どこかの知事の様に裏切られたら、あの日の青春の色まで、すっかり色あせてしまうから・・。

人気ブログランキングへ