栄光だけじゃない。オリンピックは平和の祭典だ。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

$昭和を話そう、BOSSのブログ。-東京オリンピック

7年後に東京でオリンピックが開催されることになった。賛否は別として、楽しみであるのは間違いない。1964年の東京オリンピックの記憶を辿ると、「東洋の魔女」や「重量挙げの三宅」等、金メダル16個を獲得したにもかかわらず、日本柔道がヘーシンクに敗れたとか、マラソンの円谷が銅メダルに終わったとか・・なぜか同時に悲壮感も漂っていた。写真は、その第18回大会記念メダルと64年に発行された100円硬貨。メダルの方は祖父にもらったものだけれど、記念硬貨の方は数枚持っていた友達に譲ってもらった。当時の子供たちは、みんなこの100円硬貨を大事にとっていたのだ。アジア初のオリンピック開催地、メダル獲得総29個、東京五輪音頭を歌い上げる三波春夫・・・。それらの栄光と繁栄は、もう遠い軌跡になってしまったけれど、それでいいのかもしれない。高度成長という右肩上がりの時代だっただけに、常勝を目指した日本も、今や国もろともシニア大国。2020年は常勝なんて心配なしに競技に挑んで欲しいし、私たちもゆったりと観ていたい。大人の国のオリンピック、それがいちばん楽しみなのである。ただ、気がかりがひとつある。新・東京五輪音頭は、誰が歌うのだろうか?

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