大人になっても忘れない、黒猫と言えばフィリックス。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

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丸くて可愛い、黒猫。正式な名前をフィリックス・ザ・キャットと言うらしいが、私はずっとフィリックス君と呼んでいた。日本での活躍は、1963年にフジテレビ系で始まった「とびだせフィリックス」という5分番組から。それは「マイティハーキュリー」というアメリカンヒーローアニメ放送開始の5分前、たしか夜6時55分からのつなぎ番組だった。フィリックス君の持つ魔法の黄色いカバンを巡って事件が巻き起こり、いつも終了間際に「こりゃ、タイヘンだ!」のナレーションでつづく・・。のだけれど、フィリックス君が始まる頃、だいたいわが家は晩ご飯の時間だったので、実はストーリーまでは詳しく憶えていない。あの頃は毎日やっている番組が多かったせいか、いつでも観れるような気がしていたら、いつの間にか大人になっていた。写真は、当時(60年代)すでに発売されていたマルカワ製菓のマーブルガム。丸いボール型のガムが1箱に4コ入っている。TV番組は、結局67年まで続いて終了したけれど、このガムは2013年の今も健在。どこかの駄菓子屋で、黒猫のあの笑顔がニッコリと迎えてくれる。

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