色付きのメガネの向こうに見た、太陽と未来。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

$昭和を話そう、BOSSのブログ。-フィンガーメガネ

太陽ギラギラのこの季節、紫外線対策にサングラスはかかせない。しかし、いつだっただろうか、サングラスを初めてかけたのは・・。思い起こせば1971年、「シェリーに口づけ」を歌うミッシェルポルナレフを真似てかけたのが、初めてかもしれない。ただ、当時はまだサングラスの評判はあまりよくなかった。それがポピュラーになったのは、73年「個人授業」で大爆発したフィンガーファイブのおかげだ。写真の「フィンガーメガネ」は、あの頃のアキラの人気に便乗して駄菓子屋で売られていたパチもん(偽もの)のサングラス。アキラのような少年が描かれているところが、なんとも笑える。フィンガーファイブと言えば、私は意外と「恋のアメリカン・フットボール」が好きだった。妙子が真面目な顔をして♪どちらもどちらも大好きよ 私の心は決められない・・♪とソロで歌うところも、なんだか不思議にイヤじゃなかった。タッチダウンという言葉の響きに魅了され、時代はアメリカンフットボールブームへと突入した。番号と肩パットの入ったトレーナーを着て、サングラスをしながら、♪吹き抜けていく熱い風に きめるタッチダウン!!♪と、太陽に向かって歌っていた。今思えば、ラグビーとのルールの違いもわからなかったのだけれど、昭和のあの時代は、それはそれでよかった。

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