44年ぶりに叫ぶのも、いい。ザ・タイガース。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

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今年、オリジナルメンバーが揃って、ついに再結成される。44年ぶりのザ・タイガースとなると私の世代がギリギリだ。1967年にデビュー、GS(グループサウンズ)ブームの頂点に立ちながらもメンバーの不祥事等で71年に解散。いわゆる伝説のGSと化した。写真のレコジャケは、人気絶頂期の5曲目「銀河のロマンス」と「花の首飾り」のカップリングだ。この「花の首飾り」でトッポが初めてボーカルを務め、ジュリーと人気を競うようになる。ジュリーと、トッポ、サリー、タローと、そしてドラムのピー。タイガースの魅力のひとつに、このニックネームがあった。親しみやすさ、もっと言えば叫びやすさが人気のヒミツだったような気がする。もともと関西出身だったので、阪神タイガースから命名したとも言われていたけれど、本当はアメリカの「ザ・モンキーズ」を真似たのだろう。66年放送のTVドラマ「ザ・モンキーズ」にかじりついた世代は、タイガースを重ね合わせたに違いない。猿と虎。ヘアースタイルも、なんとなくそっくりだった。私なんかがモンキーズのドラマで憶えたのは、声(デイビー役)の高橋元太郎。後に「うっかり八兵衛」となるけれど、もとはスリーファンキーズのメンバーなのだから、タイガースの兄貴分と言えなくもない。

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