初恋のあの子にどこか似ていた、魔法使いサリー。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

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♪マハリク マハリタ ヤンバラヤンヤンヤン♪ この呪文を知らない45歳以上はいないだろう。「魔法使いサリー」は、1966年から少女マンガ雑誌 りぼんに連載されていた。マンガの方は読んでなかったけれど、TVアニメはシロクロの時代からしっかり観ていた憶えがある。少女マンガというジャンルを観た、おそらくそれが最初なのだ。なぜか照れくさいような、それでいて晴れがましいような気分で観ていたのは、サリーちゃんにどこか理想の女の子を感じていたからかもしれない。登場するカブという弟に自分を重ねていたような気もするから、なんだか不思議だ。実はこのカプは、当初マンガの原作には出てこない。TVアニメ化が決まってから、スポンサーだったHONDA(ホンダ技研)のスクーターの名を付けて、弟(カブ)として登場させたらしい。そんな、企業や広告の事情などつゆ知らず、サリーちゃんに心を奪われていた男の子が日本中にいたはずだ。♪魔法の国からやって来た ちょっとチャームな女の子・・・♪ そう言えば、チャームという言葉が「魅惑」という意味だと知ったのも、ちょうどこの頃だった。

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