あの特撮に心がふるえた。「ウルトラ作戦第一号」。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

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先日、東京都現代美術館で開催していた「特撮博物館」に行った。昭和の匂いがプンプンする中で、特撮の知恵と技術に感動した。だから、ではないけれど、今回からしばらくは昭和の特撮シリーズ。第1回はやはりウルトラマンの登場だ。1966年7月の日曜夜7時に、その瞬間はやって来た。科学特捜隊、宇宙怪獣、ベーターカプセル、カラータイマー・・聞いたこともない言葉の連続攻撃に、私はテレビの前で唖然としたままだった。そして、いちばんの衝撃はハヤタ隊員がウルトラマンに変身する瞬間。「ウルトラ作戦第一号」と題された初回のタイトルとともに、ハッキリと脳裏に刻まれている。ただ、その頃のわが家のテレビはまだシロクロだったので、カラータイマーの輝きが何色だったのかは知らなかった。「カラー放送」という言葉が頭から離れず、親戚の家で初めてカラー放送を観た時は、その家に生まれたかったと心底思った程だった。マンガでは、一峰大二が月刊ぼくらに連載していたけれど、それとは別に少年マガジンでは楳図かずおが描いていた。テレビとは違い、楳図マンガの怪獣たちはやっぱりかなり怖かった。

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