EXPO'70の記念バッジは、夢の勲章だった。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

$昭和を話そう、BOSSのブログ。
前回の続き、そうEXPO'70のお話。写真は、パビリオンでもらったバッジと会場で購入した記念メダルである。上の左は、サンヨー館でもらったのだけれど、どうして鯉のぼりのデザインなのだろう? もしかすると、こどもの日あたりにもらったのかもしれない。このサンヨー館で展示されていたのが、「人間洗濯機」だった。水着を着たお姉さんがボディシャンプーの泡にまみれて洗濯機の中にいる姿は、子供心にもなんだかドキドキした。その隣のバッジは、象印のもの。だけど、象印館なんてあったかなあ・・。という風に、記憶は時々混乱しているけれど、いろんなパビリオンで当時バッジが用意されていたのは確かだった。カナダ館でもらえた楓型(カナダの国旗)のピンバッジは、大人だって欲しがっていたのをよーく憶えている。アメリカ館とソ連館は競うほどの人気パビリオンで、だいたいが3時間待ちの長蛇の列。仕方無く、すぐに入れるシンガポール館やマレーシア館、ペルー館なんかを観て回った。手に入れたパンフレットの束は、大事にとっていたはずなのに、結局どこかに消えてしまった。記念バッジとメダル、そして輝いていたあの頃の夢だけが、こうして私の引き出しの中に残ったのだ。

人気ブログランキングへ