
どうだ、このカッコ良さ。嵐のメンバーよりもセクシーだろうが・・。と、力説してもしようがない。1972年の、スターにしきのあきらだ。写真はレコジャケの中面で、当時はシングルでも時々このような貴重な頁物のレコジャケがあったのだ。最近のにしきのあきらと言えば、とんねるずのTV番組で落とし穴に落とされる存在感が強いけれど、もともとは正統派の人気歌手で、70年のデビュー曲「もう恋なのか」では最優秀新人賞も獲得している。「スター大運動会」などで常勝することから硬派なイメージさえあったにもかかわらず、マンガ「ちびまるこちゃん」にスターとして登場したあたりからちょっと毛色が変わってきたようだ。90年代「生でダラダラいかせて」に出演した頃には、スターと呼ばれながらもとんねるずにおちょくられ始めていた。話を戻すと、写真のレコードは10曲目の「城ヶ島慕情」。ヒット曲として有名なのは、先程のデビュー曲や、「空に太陽がある限り」なのだけれど、私はこの曲が好きだった。♪あなたを訪ねて来た 想い出の城ヶ島に 白い波だけ寄せては返す どこに帰ろう これからひとり♪ という渋すぎる歌詞の、さて どこが当時の中学生を酔わせたのだろうか? 思い出せども、それは思い出せない。
