
1971年、日テレで放送されたTVドラマ「さぼてんとマシュマロ」も、もともとはセブンティーンに連載されていた武田京子のマンガだった。ニックネーム「マシュマロ」役を吉沢京子、「さぼてん」役を沖雅也が演じた。沖雅也と言えば、183センチという長身に甘いマスク、それでいてどこか孤高の匂いがしたから、女性ファンも多かった。76年、「太陽にほえろ」に登場したスコッチ刑事は番組の高視聴率をキープし、79年の「俺たちは天使だ」で魅せた少しキザなキャプテン役も印象に強く残っている。写真は「さぼてんとマシュマロ」の提供スポンサーだった森永製菓の雑誌広告だ。けれど、チェッカーチョコレートというのはあまり記憶に残っていない。当時の森永で言うなら、チョコフレークとエンゼルパイ、それに「高原の小枝を大切に」の小枝チョコが印象的だった。明治なら、「痛快まるかじり」のチョコバー、グリコなら「青春シリーズ」のアーモンドチョコレートという風に、なんとなく人気のチョコは決まっていた。そんな中、チェッカーチョコレートが今イチ不発だったのは、「さぼてんとマシュマロ」のせいかもしれない。マシュマロなのに、なんでチョコ? もしも中にマシュマロが入っていれば、当時の視聴者にもウケただろうけど・・。
