70年のガメラと万博、まさに夢のコラボだった。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

$BOSSのブログ-ガメラ
♪ガメラ~ ガメラ~ いかすぞガメラ、いかすぞガメラ、いかすぞガメラ♪と、大合唱したくなる人も多いだろう。写真は、子供のヒーローガメラの第6作「ガメラ対大魔獣ジャイガー」の名場面。昭和ガメラシリーズの中でも、このジャイガー戦がひと際輝かしいのは何故か ? ヒントは1970年3月21日公開という所にある。そう、あの大阪万博の開幕(3月15日)と同時期。万博会場を舞台にストーリーは展開される。ガメラと万博。これはもう、私もそうだけれど、当時の子供にとっては夢のまた夢。超ビッグ競演夢のイベントだったのだ。憧れの太陽の塔、エキスボタワー、日本館、アメリカ館、そしてソ連館とガメラが絡むというだけで十二分に興奮し、ストーリーはもはやどうでもいい・・。それでも、ガメラの体内に小型潜水艇で入る少年たちが羨ましく思えたのだから、ちゃんと憶えている。少年弘の父親には、大村崑を起用。大阪、という設定をたっぷり強調していた。大阪城も万博も、実はこの「ガメラ対ジャイガー」でしか観ていないという人もいるらしい。あの頃はなかなかに、万博会場は遠かった。でも、大阪城は今でも健在、金色に輝いているので是非ご覧下さい。

人気ブログランキングへ