沢田研二というより、ジュリーと呼びたかったあの時代。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

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2010年最後のプログは、やはりこのスターで飾ろう。60年代中期から80年代へと、常にトップスターであり続けたジュリー。「TOKIO」や「ストリッパー」など、80年代の曲が話題にはなったけれど、私は70年代の曲が好きだった。「君をのせて」のソロデビューから、「許されない愛」「あなただけでいい」「死んでもいい」を連発し、写真のレコジャケ「あなたへの愛」へと続く。ジュリーの甘い声と安井かずみの深い歌詞が見事にマッチした曲である。そして75年には、三億円強奪犯人役のジュリーがドラマの中で歌った「時の過ぎゆくままに」。レコジャケもどんどんカッコよくなっていく。だけど、何より「ジュリー」というニックネームが素敵だった。同じ頃、ドラマ「傷だらけの天使」で人気が沸騰したライバルのショーケンにしても、そのニックネームがいい。研二と健一じゃあ、なんか漫才師みたいになっちゃうもんね。曲もだけど、スターにはニックネームが大事。ひとつの、あの時代を経て、私はそう実感した。

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