心にメモしていたら看護師さんから呼ばれる。
ツンデレ先生から家族に病気と手術のお話をしていただくためである。
呼ばれた部屋に行くと既にダンナもいて、先生から
今回は子宮頸部の一部を円錐状に切り取る『円錐切除』という手術をすること、
手術の方法と、これまでの病気の経過説明があった。
さすがツンデレ先生、子宮の話だけどダンナも理解できているようだった。
そして私も自分の状態を再確認できた。
その後、手術の説明。
・手術時間は30分ほど。
・今日の夜9時からは絶食でOS-1はできるだけ3本飲むこと。
・その間水も飲んではダメで、明日の11時以降はOS-1もダメ。
・手術は全身麻酔で、お腹は切らず(なんとかって言ってたけどまた忘れた)
・手術中出血があれば輸血をすることもある。
・尿管をすることもあるし、するときは麻酔後。
・手術で取った部位は検査に出し(病理検査)、2週間くらいで結果が出る。
・これで異状が無ければこの手術が処置(?)となる。
・異状なしでも人間ドックなどでの検査は続けていくこと。
・今回手術の時に念の為、子宮体癌の検査もするか聞かれる。
・手術後安静だが、調子が良ければ夕飯も食べ、歩き始める。(許可が出たら!)
・手術後痛みが強かったら点滴や座薬を使う。
・吐き気や頭痛がおきることもあるが、その時は薬で対応。
・手術後安静にしていると血栓ができ易いため、足にマッサージ機をつける。
・入院は2泊3日の予定だけど様子によってはもう一日入院することもある。
・手術したところは縫合せず、焼いて出血を止める。(かさぶたができてくるのでそれで塞ぐ感じ。)
・頸部が塞がらないように小さなカテーテルを入れておく。
・カテーテルは、2週間後の診察の時に取る。
(その前に取れることもあるが問題無し。取れたことに気づかない人もいるほど)
・術後一ヶ月程は少し出血が続く。
・2週間ほどするとかさぶたが剥がれ出血しやすすくなる。
どちらも出血が多い時や痛みが酷い時は異常があればすぐ診察に来る。
(その注意書きがされた書面は既にもらっている。)
・出血が多ければ縫合することもある。
・お風呂、SEXは次の診察までしない。(シャワーはOK)
・自転車に乗らない。
ざっとこんな話があったと思うが、先生からなにか質問ありますか?と言われた時、
ダンナと顔を見合わせてうなづいた。
満足行く説明で何も聞くことはなかった。
こういう時はこう対応します、
こういう時のためこういう処置をします、など
手術で起こりうる状況に応じた対策がされているのが聞けて、
手術への不安が少し和らいだ。
そんなことも考えてくれてやってくれるのかと、知って分かって安心したって感じ。
数日前は手術めんどくさーと思ったけど、
その時は、人間ドックの再検査にこの病院を選んで良かったなと思っていた。
説明が終わると数枚書類を渡され二人で読むように言われ、ダンナと少し話す。
ツンデレ先生が私から聞いてた通りの先生だと笑った。
そして無駄な話がなくて説明が分かり易くて良かったと言った。
やっぱり先生は説明が上手なのだ。
話が前後することなく流れるように、そして無駄話がない。
ダンナのトツトツ先生もある意味無駄な話がないのだが、
ツンデレ先生があまりにも上手に説明してくれたので、
トツトツ先生と比較してしまい笑い話が出てきてしまった。
それとムギのことを話したりしていたら、なんだか落ち着いた。
コロナもあるし長居は無用とダンナを帰し、その後、夕飯。
これで固形物はしばらくお預けなので、味わってまたしてもご飯200g完食。
そういえばさっきの先生の話の中で、
手術中に子宮体癌の検査もするか聞かれたが、
子宮の検査の話になると、どうしても7年前にやった組織診の激痛が脳裏をよぎる。
あの時じいさん先生からは、こちらに対しての声掛けは一切無く、
うまく取れないのか「あれ?」「うーん…」などの不安をあおるものしか聞こえず、
激痛のダメージと終わりの見えない精神的ストレスが辛かった。
…痛い…助けて…
自分わりと我慢強いと思っていたけど、この時ばかりは、こりゃ泣くかも…と思った。
その時も看護師さんが声をかけてくれて、優しく体をさすってくれてなんとか持ちこたえた。
その時ふと 24(TwentyFour)で、ロシアの女スパイが拷問にかけられてるシーンを思い出し、
自分、スパイ。
残念ながら只今拷問中。
拷問に耐えぬき、口を割らずに国の秘密を守るのだ!!
と痛みに耐えるべく、自らにミッションを与えてみた。
我ながら頑張り屋さんだなと思うもすぐ様、
痛い痛い痛いいててててーーー!
何でも言う言う!!!ゲロるからやめて〜〜
と国家機密だだ漏れとなったので、今回手術中の検査の件即答でお願いした。
さてこれから私がやることはOS-1を飲むことくらで、
明日の手術を待つばかり。